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叶「さすがに低すぎません?」


『そんなことなっ、』


こけ~


やっばここで転ぶマジか!?


終わってん??いや終わってるなぁ


どうにか受け身とんなきゃ


ぽすっ、


叶「危なかったですね~…w」


《そこで転ぶのは可愛すぎだろw、

てかいい匂いする~… お嬢様ってこんな華奢なんだ》


ばっ、


『ごっごめ~ん‪^_−‪;☆』


『ちょっとつまづいたなァ』


叶「なに焦ってるんですか?w」


なんだったのさっきの声!叶の声だったけどどういう事なの???


どうもこうも…


考えてること変態かよ


叶「…え、

なにその汚物を見るような目」



『……叶のえっち、』


叶(ぞくぞくっ、♡)


叶「…なんですか、

煽ってるんですか?」


『何が!?!?』


叶「はぁ…ほんとにお嬢様はそーゆーとこがありますからねぇ…」


『哀れみの視線やめて!?』


叶「はいはい早くご飯食べるよ」


『あっハイ』


好感度が低い割には話しやすくて、

お互い忌み嫌いあっていたのだろうけど今だけは仲良しになれた気がした


『仲良くしよ、

お互いのためにも』


そうつぶやく言葉が叶には聞こえていないことを祈る


叶side


いつもと違うお嬢様


なんだか面白くてハチャメチャで、

中の人が違うとなれば尚更楽しくて


今までの事なんか吹き飛ぶぐらい今日はいい一日になることに胸を踊らせた


叶「好感度?そんなもの関係なしに好きにならせてあげる、♡」


そんな言葉が彼女に聞こえていないことを願う


ガチャ


叶に案内されて朝ご飯が用意されているであろう場所のドアを開ける


足を踏み入れると少し緊張した面持ち、

嫌そうな顔をした美形の面々が並んでいた


葛葉「…叶、

大丈夫だったか?」


叶「全然!」


葛葉「…?そ、

ならいい」


そんなに見られると食べづらいんだけど…


なんて思いながらおずおずと手を合わせる


『いただきます』


その言葉に下を向いていた顔がいくつか上がる


…前の私ってこんな当たり前のことしなかったんだ


ほんっとに


『最悪…、』


声に出ていたとは気づかないままスプーンでスープをすくって食べる


『ん!美味しい…』


湊「…っへ、?」


なんだか間抜けな声が聞こえたような…


と思って視線を向けると


湊「っおじょ、さま…

今こっち見ないでほしいんやけど、//」


照れてる美男子いました


『めちゃめちゃ美味しいな~👀これ作ってる人と友達になりたいなぁ~👀』


湊「だからあんまこっち見んといてや、」


なんだか仲良くなれそうな気がします(早い)

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