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放課後
「……ん〜?」
帰る準備をしていた透が
ふと動きを止めた
「ひかり」
「な、なに?」
透がじーっとこちらを見ている
なんだろうと思っていると
透が近づいてきた
そして
「ここ、あかい」
「へ?」
透の指が
私の首元へそっと触れる
「っ!?///」
近い!!
ひんやりした指先が触れた瞬間
ひかりの肩がびくっと跳ねた
「と、透……!?///」
「虫?」
透は不思議そうに
赤くなった場所を見つめている
ひかりは慌てて鏡を見る
「あっ……」
首元に小さな赤い跡
たぶん虫刺されだ
「む、虫刺されかな……?」
「ふーん……」
透はまだじーっと見ている
その視線が恥ずかしくて思わず首元を隠した
「み、見ないでよ……///」
「なんで?」
「なんか恥ずかしいの!」
すると透は少し考え込む
「……きすまーくみたい」
「ッッッ!?!?///」
私の顔が一瞬で真っ赤になる
「と、と、透!?///」
周りで帰る準備していたクラスメイト達まで反応した
「えっ」
「いまキスマークって言った!?」
「きゃー!!!」
一方透は
まだ首を傾げていた
「ちがうの?」
「違うよ!?///」
「ふーん」
透は納得したような
してないような顔をする
そして数秒後
ぽつりと呟いた
「……ぼくのつけたかった」
「ッッッ!?!?///」
教室が静まる
数秒遅れて
「えっっっ!?」
「なに今の!?」
クラスが大騒ぎになる
ひかりは完全にフリーズした
「と、透……い、今なんて……///」
「?」
透はきょとんとしている
「だって恋人っぽい」
「〜〜〜〜っっっ///」
だめだ
心臓が爆発する
すると透がまた近づいてくる
「ひかり」
「な、なに……///」
「きすまーくってどうやってつけるの?」
「聞かないでぇぇぇ!!!///」
私の叫びが
放課後の教室に響いていた
そのあとも
透は気になっているのか
じーっとひかりの首元を見てくる
「……ほんとに虫?」
「む、虫だってばぁ……///」
「ふーん……」
納得してない顔だった
すると突然
透がひかりの髪をそっと避ける
「っ!?///」
「透!?!?」
近い
顔近い
教室にいたクラスメイト達も
「わっ……」
とざわつく
透は真剣そうな顔で
「ここならつけやすそう」
「っっっ!?!?///」
ひかりの思考が止まる
「ま、待って待って透!?///」
「?」
「そういうのさらっと言わないでぇぇぇ!!///」
すると透は数秒考えてから
「でもひかり、ぼくのだってわかるのいいなーって思った」
「〜〜〜〜っっっ///」
私にしか聞こえない声で
しかも耳元で囁かれて
思わず顔をそらす
「?」
と透は不思議そうにしていた