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「 及川 さんは 俺 のこと 、 ちゃんと 好 きですよね? 」
辛 そうな 表情 をする 飛雄 にそう 聞 かれる 。 俺 はちゃんと 飛雄 のことが … あれ … えっと …
「わからない。」
その 言葉 を 発 すると 同時 に 頬 に 痛 みが 伝 わってくる 。
「なんでですか … じゃあなんで 俺 と 付 き 合 ってるんですか !! 」
なんで 付 き 合 ってるか ?
なんでだろ … どうして ?
どうして 俺 は 飛雄 と 付 き 合 ってるんだ ?
「 …… 」
「 俺 、 なんか 悪 いことしました ? そうなら 教 えてください 。 治 しますから 。 お 願 いです 。 」
なぜ 俺 は 飛雄 と 付 き 合 ってる ? 飛雄 のことが 好 きだから ? 飛雄 のことを 見 てると 、 後 ろから 追 い 抜 かれるような 感覚 になって 嫌悪感 が 湧 いてくる 。 俺 は 飛雄 のこと 嫌 いなのか ? もうわからない 。 あぁ 、 もう
「めんどくさい 。 」
「ぇ … 」
誤解 を 生 んだ 。 違 う 。 そういう 意味 じゃない 。 飛雄 にはそんな 顔 をしてほしくない 。
「すいません 。 俺 、 めんどくさいですよね 。 」
「 頭 冷 やしてきます 。 」
俺 が 言葉 を 発 しようとする 前 に 飛雄 はもう 俺 の 目 の 前 にはいなかった 。