ー 注 意 ー
・ SnowMan 二次創作
・ 💚体調不良
・ 💜 ( 攻 ) × 💚 ( 受 )
・ 御本人様とは関係無
・ 色々許せる方のみ
「 …ん、ぅ… 」
「 あさ、… 」
「 起きなきゃ…、ごほっ”…ごほ…、 」
朝。
いつもより体が重く、立っているとずっとふらふらする。
目眩も咳もするし気持ち悪い。
「 …風邪…かな、……っけほ、ッ”… 」
「 …ねつ”…、なんど、… 」
そう言って、部屋に置いてあった体温計を取り、
脇の下に挟む。
ぴぴぴっ、ぴぴぴっ
音が鳴った体温計。
その体温計には、39.5という数字が書かれていた。
「 ん…39℃… 」
「 けっこ…たか、い…ご”ほっ…、 」
熱のせいで何かを話すのにも辛くなってきた。
今日は確か振り入れがあるし、今後みんなの予定は何ヶ月も合わない。
「 いか…なきゃ、… 」
ふらふらする足取りで、準備へ向かった。
「 ごはん…いっか、…ごほ”っ、… 」
食欲がなく、お粥も作る気になれない為
ご飯は食べずに集合場所へ向かうことにした。
集合場所は自分の家に結構近いところで、
歩いても行ける距離。
ふらふらはすると思うが、
車で危ない運転をするよりかはマシだ。
「 いってきます…、…けほ、っ”… 」
緑色のマフラーをつけ、
ふらふらする足を必死に動かして集合場所へ向かった。
「 …べちゃん、!!あ……!! 」
「 あべちゃんっ!! 」
めめの大きな声が隣から聞こえる。
「 …ぇ、あ…めめ、…どうしたの、? 」
「 いや…ぼーっとしてたから、… 」
「 今休憩中。突っ立ってないで休んだら? 」
と、翔太の冷たい声が俺にかかる。
その翔太の呼び掛けに、「 うん、 」と聞こえるか聞こえないかの声で答えた。
楽屋の長机の端っこに座り、
水をひと口含む。
「 …あべちゃん。熱ない? 」
横から、ふっかの声が聞こえた。
ぎくっ、と肩が跳ね上がる。
「 あるよね。咳も出てたし顔熱いよ 」
「 っ…ぅ、 」
やっぱり騙せない。
同期だからか、彼氏だからか。
どちらかは分からないが、俺の様子の変化については分かりやすいのだろう。
あ、ちなみに俺とふっかは付き合ってる。
結構前からね、!
メンバーには秘密だけど。
「 …熱。何度? 」
椅子を引いて隣の席に座りながら、そう問い掛ける。
「 ………39℃、… 」
「 ぇ”。嘘でしょ、… 」
信じられない、と言っているような表情をする。
流石にそうだよね、高熱すぎるもんな…
「 ほんと、だよ…?げほっ、… 」
我慢しきれず、ふっかの前で咳をしてしまう。
1回だけでなく、何回も。
「 え、ダンスしてたから40℃とかになってる可能性…も?? 」
「 ある、よ…けほっ”、… 」
「 …よし。 」
…?何がよしなんだ、?
「 ひかるー!! 」
ふっかは急に大声で、遠くに居る照を呼んだ。
その声が頭にキンキン響いてくる。
「 ん、なに? 」
「 あべちゃん帰らせていい!?!? 」
と、佐久間くらい大きい声で言う。
うるさいなぁ…、、
「 え、なんで? 」
「 熱!!ある!!39℃!! 」
と、単語のように何個も言葉を途切らせて言うふっか。
なんでそんな言い方なんだ、、
と思っていると、楽屋がざわついてくる。
「 …うん、阿部帰れ。 」
「 ………おれもかえっていい?? 」
ぇ、なんで、?
俺だけで良くない…?
「 え、いや、なんで? 」
「 あべちゃんの看病。 」
うぇ、…看病してくれるんだ、…
「 あぁ、…なら帰っていいよ。 」
「 っし!!あべちゃん行くよー 」
照に許可されると、俺の腕を引っ張ってくるふっか。
「 んぇ、あ…うん 」
俺は扉の近くに置いてあったマフラーを
引っ張られながら取って、家へと向かった。
「 あべちゃん歩ける? 」
出入口近くで、ふっかがそう聞いてきた。
迷惑をかけないためにも自分で歩きたいが、
ダンスをした為かもっと症状が酷くなっている。
「 ん…むり、… 」
「 、ん、わかった 」
そう言うと、ふっかは俺の腰あたりを持ち、
膝の後ろあたりを持って、俺を持ち上げる。
所謂お姫様抱っこ、をしてきたのだ。
「 んぁ、え…// 」
「 はいはい、黙ってね 」
ちゅっ、と俺の唇に口付けをする。
「 んむっ…ぁ、え… 」
「 んふ、かあい。 」
「 っるさい…// 」
後編へ続く _