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これは私の長ーい人生のほんの一コマ
いつも大体同じ時間に起きて、
いつもと同じ制服を着て、
最近レパートリーが増えた朝食、
大体同じ時間に家を出て、
同じ道を、自転車を漕いでせっせと蟻のように一つの目的のために行動する
帰り道はいつもと少し違う道で
日々変わる風景を横目で見ながら、
毎日を憂鬱に過ごす
スズメの涙にも乏しい休日を
待ち侘びて、今日も息をする
夜は自分と向き合う時間
苦い思い出を掘り起こして思い出してしまう
どうしようもなく息が苦しくなって
ベッドの上で丸くなっても
少し泣いてしまっても
誰も干渉してこない、誰も気づかない
そんな時間を私は少し好きだ
どんなに苦しくても、それは私にとって
自分という人間の惨めさを再確認できるから
つくづく私はこの社会に必要なのか
わからない