テラーノベル
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「・・・大丈夫か?」
「へ、平気・・・です」
と、ブラックはバナナのおかげであまり痛みは無かった。
ブラックは立ち上がり、周りを見渡す。
そこは、様々な“者”がホルマリン漬けされていた。
それは羊からモンスターのスケルトンまで、幅広く。
腹の底から這い上がってくるような恐怖に、ブラックは無意識にバナナの服の裾を掴む。
「・・・大丈夫だ。僕がいる」
と、ブラックより1つ2つ年上のバナナはそういい、ブラックの手を取る。
そして、そのホルマリン漬けされている部屋を歩く。
歩けば歩くほど、ホルマリン漬けされているモンスターは強いモンスターとなっていく。
そして、最後にでかいホルマリン漬けされているモンスターに2人は目を丸くした。
「・・・こいつは・・・ッ!」
「・・・“ウォーデン”・・・!」
そう、そのでかいホルマリン漬けされていたのは、最果ての地、“エンド”にいるとされているエンダードラゴンより強い“ウォーデン”。
まさかそんな最強モンスターまでホルマリン漬けされているなんて。
(・・・この研究施設は、一体、何を研究しているんですか・・・?)
ブラックは思わずホルマリン漬けされているウォーデンに1歩後ずさりする。ふと、
「誰だ?」
声が聞こえた。その場に似つかわしくない。“低い声”
思わずバナナとブラックは体を強ばらせる。
「ここで何してんだ?お前ら、新しい“研究者”か?」
と、そこには、小さな赤ん坊が立っていた。
「・・・あ、赤ちゃん・・・?」
バナナは拍子抜けしたようにそう零した。
「?俺は赤ちゃんって名前じゃねぇぜ?No.2だ」
「「・・・???」」
名前では無い名前に2人は困惑していた。
「・・・あの、ここは一体なんの研究を?」
「ん?知らねぇのか?ここは・・・」
コメント
2件
おおぉ?なんで研究施設にウォーデンがいるん!?ブラックバナナ危ないって!てか最後のNo.2気になる!あれが赤ちゃん??この研究施設は何なんだ!