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「第一話[嫌を拭って幸となれ]」

…朝、目を覚ます

コウ「んー、眠い」

いつも通り、睡魔を噛み殺し、ベットから立ち上がる

コウ「…はぁ」

冷たく硬い、床の感触。

大丈夫、今日も生きている

コウ「…あれ、なんか来てる?」

突如として光るスマホに嫌な気配を覚えながらも、ボクはスマホを開く

L○NE


夕月「起きてるか」

コウクンダァヨ「今元気に起きました〜…なんですかぁ?」

レミダァヨ「今起きたばっかですぅ…」

毎日眠い神等「寝とる」

ルイスっすすすす「起きたっすー」

…ウチは、個性豊かだなぁ…と、感嘆?嘆き?の溜息を漏らす

コウクンダァヨ「…で、なんですか?」

夕月「…いや、やっぱり名前部分なんとかならないのか?」

レミダァヨ「…無理ですぅ…ねぇ…」

夕月「…そ、そうか…んじゃあ…任務だ、お前等」

あーやっぱり、と、思っていた嫌な気配の的中に溜息を漏らす

コウクンダァヨ「すいませんボク一寸体調悪くって」

夕月「先刻元気に起きましたと言っていただろう」

ルイスっすすすす「そうっすよ、先輩だけ休みは許しません」

コウクンダァヨ「くっそ…で、何の任務っすかぁ?」

夕月「ある場所からある物を奪ってきて欲しいんだが…」

コウクンダァヨ「だったら、神等かレミが適任だね、ボクは休むよ」

夕月「否、コウ、お前が束ねろ」

コウクンダァヨ「…ま?」

まじ…??ボク絶対隠密行動向いてないって、何々?厄介払い?そーいうこと⁉︎

夕月「…敵がうじゃうじゃいる、避けるのは困難」

コウクンダァヨ「…あぁ、理解でーす」

…つまるところ…ぶっ殺せ、そーゆー事だ、よぉし、俄然やる気が出てきた

コウクンダァヨ「何時、何処に行けば宜しいですか?部長」

夕月「…一時間後、場所は_」

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