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wolf swap
空「…困った。」
現在進行形で空は困り果てている。何故かと言うと…ドリーム達とはぐれてしまった、AU移動で誤って人混みのところに来てしまい来た瞬間はぐれてしまった。
今いるのは高層ビルとビルの路地裏だ。オマケにお腹も空いた。
(ちなみに入れ替わったのを見ると
日向←→海里
竜一←→空
クロス←→ローラン)
空「はぁ…お腹空いた…」
???「おやおや、仕事中にサボりかな?兄弟」
ふいに隣から声をかけられた。声も聞いたことあるから入れ替わった兄弟だろう。
swap海里「ありゃ!すまんな。俺の兄弟と見間違えちまったよ…。アイツにそっくりなもんでさ…。」
空の見え方では、under wolfの海里だった。
喋り方が違えば服装も違う、でもやはり似ているから、そう見えてしまった。
swap海里「ここらじゃ見ない顔だなぁ…。」
swap海里「ちと疲れてるみたいだな。お前、運が良かった。実は近くでハンバーガーの店を見つけたんだよ。」
swap海里「本当は弟達の為に買ってやったんだが、欲しけりゃ1つ分けてやっても構わん。ほら見ろよ、出来立てホヤホヤだ。」
するといきなり空はハンバーガーを奪い取りいっきに平らげた。
空「…ごちそうさま」
swap海里「お、お粗末さま…本当に弟の空の事知らないのか?いい友達になれると思うんだがな…」
swap海里はチョコレートを取り出して食べようとした…が。空が猫みたいな目をして
空「チョコレーーート‼︎」
swap海里「やめろ!これは俺のだ‼︎」
swapローラン「そこの2人!遊んでないで荷物の整理を手伝え!」
swap竜一「あれ?そらにぃ服装変えた?」
swap海里「いや、こいつは空じゃないぜ、竜一、けど中々面白い奴だ。」
swap日向「みんなー!おじさんからパイ貰ったよ!」
向こうから swapの日向がパイを持ちながらかけて来た、空を見て一言
swap日向「空…じゃないな。」
swap海里「さっすが日向、わかるんだな」
swapの空じゃないと分かり、ニコニコして話しかけた。
swap日向 「こんにちは、よかったらパイ食べる?」
空の目には、このように写っていた。
みんなが、under wolfの兄弟、友人…気づけば涙が出そうになっていて、耐えきれずにテレポートしてその場を去った…
一方ローラン達の方は…
ローラン「…ありゃりゃ」
swapの空と出くわしていた。いや、ドリームがオリジナルの空と間違えて話しかけてしまったのだ。
swap空「…こりゃ驚いたなぁ…AUとポジティブの守護者、それにローランのオリジナル…別の世界からの招待客ってとこかな?」
swapの空はAUの存在を認知している為、多少は事情の説明がしやすいのだ。
ドリーム「そんな感じだね…実は君のオリジナルとはぐれちゃったんだ…どこかで見てない?」
swap空「残念だけど見てないんだ、兄弟に聞いたら何か分かるかもね」
竜一と swapしているが、クールな感じを醸し出している…AUの存在を認知してから性格でも変わったのだろうか。
swap空の提案で中心地に行く事になった。
中心地
swap空「はぁ…こりゃどういうこと?」
swap日向「ごめんね空…兄さんに止められたんだ…」
swap空「かいにぃが…?」
中心地に行くと、大雑把に言うと荒れていた。ビルなどが崩れかけていて危ない状態になっている。
swap日向「突然兄さんにそっくりのフェンリルがきて中心地のみんなを襲ったんだ」
ローラン「きっとオリジナルの海里だ。」
インク「急いで行った方がいい」
ドリーム「空は?」
ローラン「心配なのは分かるけど、今は後回しだよ。」
少し離れた場所
swap海里は傷だらけだった。オリジナル海里に圧倒されているのだ。それに住人達を守りながらだから余計にだ。
swap海里「早く逃げるんだ…!」
海里「言ったでしょ?そう簡単には逃げられない」
オリジナルの海里がビルの方向にブラスターを放ち、瓦礫が swap海里と住人達の方向へ落ちる…かと思ったが
2体のブラスターによって瓦礫は細かく粉々になった。
ブラスターを出したのはオリジナルの空だ。
swap海里「あ、アンタは…」
空「説明する暇はないんだ、兄弟…じゃなかった。」
少しするとローラン達も合流した。
海里「また…君ら?」
空「いい加減やめたら?兄弟。」
海里「兄弟呼ばわりしないでくれるかな。俺の兄弟は日向兄さんただ1人だ」
空「今はそうかもね。だけど記憶、絆は中々消えないもんなんだよ」
海里「…”一度結んだ絆は絶対に切れない”…か。残念だけど例外もあるんだ、俺は君らの事、もうなんとも思ってないよ」
海里は凶暴化はしているが、かなり冷静で冷酷で、まるで氷のように冷たい性格になっている。
swap空「例外?そんなのクソくらえだ、無理矢理内に入れたらいい。」
海里「ふーん…」
海里「流石に1対6ってのはマズイからね、オリジナルの空以外は大人しくしてもらおうか」
すると、空以外はどこかへと飛ばされてしまった。
空「…なぜ”俺”だけ?」
海里「随分と機嫌が悪いみたいだね。」
海里「君の持ってる紫の瓶…それは危険な物だよ。こちらに渡してもらおうか」
空「何を…」
言い終わる前に、海里が重力魔法で空を拘束した。
海里「いつもより随分と真剣だね。まぁ、彼との約束は守れなかったけど。」
海里が紫の瓶を手に取った、が。
ザシュッ
空が棘で海里の手の甲を少し切った。瓶が中を舞い、少し遠めのところに落ちて、ヒビが入る。
海里「協力するつもりは無いって?…そっか。」
空の上に、数え切れないくらいの棘があった。
空はしばらく使っていなかった鎌を取り出して何本か弾き返して後ろに下がった。
その後ショートカットして瓶の所まで行き、瓶を手に取りまた後ろに下がった。
海里「君はいつもそうだ、他人優先、達成する為なら自分の何かを犠牲にする。
そして…”母さんに褒められたいが為に、自分の人生も犠牲”にした。」
海里「俺はなんであのクズ母に褒められたかったのか分からないよ、いつもそうだ。アイツは俺しか認めなかった、成績でしか見てなかったんだ。もううんざりなんだよ。」
空「…そうだね、俺もあの人にはうんざりしてる。けど今は”家族”を助けたいんだ。だからドリーム達と協力してここまで来た。」
突然空がオレンジの棘を海里の下から出した。海里は止まっていたのでもろにくらった。
海里「っ…はぁ、もうめんどくさいや」
海里が雷の速度で接近して切りつけようとしている。空がショートカットすればまだ避けれる幅だ、しかし空はショートカットする素振りがない…
一方その頃ローラン達は
ナイトメア「こりゃどういう風の吹き回しだ?」
闇AUのアジト、ナイトメアの部屋にいた。
ドリーム「や、やぁ兄弟…ごめんね、勝手に部屋に入っちゃって。」
ナイトメア「あぁそうだよ人の部屋に勝手に…あ?おい小筆、大筆はどうした?」
え?と言いながらインクが背中をみて3秒ほど
インク「えぇぇぇぇぇ⁉︎無い⁉︎」
インクが発狂しながら何度もナイトメアの部屋を隅々まで探し回るがどこにも見当たらずに最終的には壁に頭をリズムを取りながら打ちつけ始めた。
それを止めようとドリームは必死である。
swap空「…ちょっと、一体全体何が起こってるの?」
swap海里「俺達なんでこんなへんてこな場所に?」
ナイトメア「知らねーよ、天井から降って来やがったんだからよ、てかこいつら wolf swapの奴らじゃねーか。」
ナイトメア「てかドリーム、よく wolf swapに入れたな。」
ドリーム「え?何で?」
ナイトメア「いや今 wolf swapネガティブしかねーぞ?」
ドリーム「え?…あ、ほんとだ…」
ドリームもポータルが開けないとなると誰も wolf swapに行けなくなった…いや、1人いる。
ドリーム「…ねぇ兄弟、僕はいいからさ、みんなを wolf swapに送ってくれないかな?」
ナイトメア「…まぁ、別に構わないが…ほらよ」
ナイトメア独特の黒いポータルで swapの2人はちょっと抵抗があるようだが、故郷が大変な事になっているので黙って見ている訳にはいかないと、速攻入って行った。
wolf swap
ローラン「…あ、インク筆落としてるよ」
インク「ほんとだ!よかったぁ…」
ローラン「さて…そ…ら…」
ローランが目を見開いた、まさに今空が海里に切られるほぼ寸前だったから。気づいたらローランの体は勝手に動いていて、ショートカットで空の前に立った。
−9999999999
死んだ…かと思ったが
海里「…っ⁉︎」
海里に重力魔法がかかっていて地面に押しつけられた。
ふと見るとケチャップのボトルが…ボトルには穴が空いていた。
ローラン「あーあ…折角ケチャップにオススメされたケチャップだったんだけどなぁ…」
ローランが言っているケチャップとは、under tailのオリジナルケチャップの事で、実はローラン、ケチャップとはギャグ仲間である。
海里「ち、ちょっと落ち着きなよ、話せば分かるって、ケチャップでも飲みながらさ…」
(話し合うの英語、ケチャップとの掛け合わせ)
ローラン「ジョークは”俺”の役目だクソ野郎」
重力魔法が解かれたと思ったが解かれた瞬間に海里の下から棘が出てきたが、海里がジャンプして避け、そのままローランに向かって雷を放った。
空とローランは避け、避けてすぐにローランはテレポートして海里に接近した。
ローラン「油断大敵ってね。」
重力魔法をかけて棘の山に突っ込み、追い討ちとばかりにブラスターが放たれ、海里はもろにくらった。
海里「っ…ねぇローラン」
傷だらけだが、喋る気力はあるらしく、話しかけてきた。
海里「俺が何でこんな事してるのか分かる?」
海里「君は…こういった無意味な時間軸の事どう思う?」
ローラン「…無意味なんてないよ、時間軸には」
海里「そうみんなは正論を言う、でもそれは”強者”の正論でしかない。弱者に正論を言う権利は無いんだ…母さんもそんな人だった。」
日向「残念だが時間切れだ、兄弟」
突如として日向が現れ、時間切れだなんだのとか言って去っていった。
ローラン「…無意味…ねぇ。そうだよ、孤児に未来なんて無いのと一緒だ。」
ローランはそれを誰よりも知っていた。
続く…