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outer tael


ローラン「インク、outertailって wolfと関係あるの?」

インク「そうじゃなくて、このAUに海里達がいる確率が高いんだよ」

ローラン「それじゃあ僕、その辺ブラブラしてくるよ」

ドリーム「え?大丈夫?もし海里達と会ったら…」

ローラン「その時はテレポートして戻ってくるよ」



ローランは歩いて行ってしまった。空は何か考えている様子で少し気がかりだったが、まぁ大丈夫だろう。






ローランはどっかの物陰に隠れて様子を伺っていた。実は海里達を探しているのである。



住人「見て!流星群だよ!」


ふと空を見上げると、星々が輝いていて、流星群も降っていて、とても神秘的な光景を見て、ローランは不思議な気持ちになった。


???「おやおや…こりゃ”詐欺師”か?それとも外の世界からのお客さんか?」


声と発言的に、おそらくoutertaelのサンズだろう。後ろから声をかけられたので、少しローランは驚いた。


アウター「おい。ここでの挨拶を知ってるか?こっちを向いて…握手しろ…。」

ローラン「…オーケー」


これはローランも昔イタズラでよくやっていたのでよく分かっている。握手しようと手を出して…


ぶぅぅぅぅぅぅぅぅぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ





ブーブークッションの音が、国中に鳴った。


アウター「おっと、こりゃ一本取られたな、へへ。」

アウター「あー…オイラ達、知り合いだっけ?オイラはサンズ。とりあえず一応な。」

ローラン「話せば長くなる、それに急いでるんだ…人間みたいな見た目でパーカーを着た人って見てない?」

アウター「…いんや、すまないな。でも付き合ってやるよ、どうせランチ休憩だし。行こうぜ!」








アウター「オイラの兄弟のパピルスは、人間がもうすぐここに来るって言い張ってるんだ。アイツは人間を捕まえたくて、オイラはそれを手伝う日々。でもぶっちゃけ、オイラはあんま興味無いんだよな…」

アウター「アイツはロイヤルガードに入りたいってやる気満々さ。だから手伝ってやってるんだ、パピルスに喜んでほしいからな。」


アウターとここまで歩いて来たが、ずーっと弟のパピルスの事ばかり話していたが、そこまで退屈にならなかった。たまにギャグをお互い言い合っているから。


ローラン「ラッキーだね。」

アウター「誰、オイラが?」

ローラン「星が、いつでも見れるんでしょ?」


上を見上げれば、満点の星空。どこのAUに行っても、この景色は中々お目にかかれないだろう。


アウター「そうか?みんなが星で楽しむってのも…よく分からないけど、悲しくはないか。」

ローラン「よく聞いて。外の世界じゃみんながこんな機会に巡り合える訳じゃない。君の幸福を奪いに来る人達なんて沢山いる。」

アウター「へぇ、空は十分広いってのにな。誰だって歓迎するさ、オイラはこの世界の持ち主じゃないんだし。」

ローラン(…何かの手違いでそうなっちゃうまではね。)

アウター「おい、見つけたっぽいぜ!あそこにいる奴らだろ?」


アウターが急に声を出した。指を指している方向を見ると、確かに海里とクロスがいる。

しかし…



モンスターを殺害していた。


アウター「⁉︎おい何して…」

ローラン「しっ!動かないで!」

アウター「まさかアイツらを探してたって言うんじゃないんだろうな!」

ローラン「違う!干渉するなって事!」



クロス「ふ〜、やっぱ面白いなぁ?」

海里「でもやっぱり必要なのはあの”瓶”じゃないの?」

クロス「後ででいいだろ」

日向「よくそんな楽観的でいられるな?」


会話を聞いていると、瓶とか言っている。何やらクロス以外は焦っているようだ。海里に関しては、まだ傷は完全には癒えていなかった。


クロス「あ?やんのか?」

日向「まぁそんな事言うなよクロス〜、ただちょっとばかし聞きたい事があって…」


日向「空の場所を教えろクソ野郎‼︎」


クロス「知らねーよ、俺達だって探してんだ。ただ…


“そこにいる奴ら”なら知ってるかもなぁ?」


ローラン(バレてたか!)


ローランとアウターに向かって棘が降り注いで来た。

だが…


トスッと、少し強めにアウターに押された。


アウター「なぁ、アンタ…アンタは友達をガッカリさせちゃダメだぜ?」


ローランはその行動を無駄にしないように、テレポートして逃げた。


アウターはブラスターを発射させて棘を全て壊した。


アウター「こんな役回り望んで無いっての。」


クロス「お前は…

俺の事を何も知らない」


ザクッ



ドリーム「!ローラン!空知らない?」

ローラン「逃げるよ。」

インク「え?状況を説明してもらわないと…」


日向「お前らには関係ない、インク、ドリーム」





3人に操作魔法がかけられた。



(操作魔法とは

物や人物を自分の思いのままに操る事ができる魔法)









空「…何してるの?」

日向「なぁ空、俺達はただお前が持ってる瓶が欲しいだけなんだよ、だからさっさと寄越せ‼︎」

日向「これからお前のお友達も全員ぶっ潰すつもりだ。」

クロス「アイツが持ってる青色の瓶、確かあれは竜一のソウルが入ってる。だがもう一つの”紫の瓶”、あれは特級危険物だ。」

空「これは僕もまだ知らない物だ。でも大切な友達から預かった物だからね、そろそろ彼が戻ってくる時間だ、これ以上は必要ないよ。」

日向「無視するなぁぁぁ‼︎」


日向が無理矢理重力魔法で瓶を奪い取った。


日向「これのせいでお前はもっとおかしくなっちまった」


日向が紫の瓶をポケットに入れた。

対して空は本気で怒ったようで、怒りを露わにしている。


ローラン「く、来るよ!」


空が日向に殴りかかった。でも日向は結構平気なようで操作魔法でローラン達を操った。

空の下から青い棘が、ローランは6体ほどブラスターを、インクは筆でブラスターを出していて、ドリームは弓を構えていた。


3人の攻撃が一気に空に当たったが、HP1の空はなぜか塵になっていなかったが、宙を舞った。

だがそれを逆手に取って鎌を手に取り、衝動刃で日向を攻撃して無理矢理操作魔法を解除した。


日向「チッ!クソが!」


日向がヤケになって空に棘を刺して、追い討ちとばかりにブラスターも発射した。


空は地面に落ちて、鎌も持ち手と刃の部分が折れていた。

だが、日向の腕に棘が刺さった。さらにブラスターも完全に当たって瓶が落ちた。

空はテレポートして瓶を手に取った。

でも日向はしつこく棘を放つが避けられて、大剣で斬ろうとしたがなんと素手で受け止められた。

地面から青い光が漏れていた、ローランが地面からブラスターを放つつもりだ。



ドーーーーーン


地面が浮き上がった。


ローラン「もう見てられない!何でそこまでその瓶に執着しているの⁉︎」

空「言ったでしょ?これは友達からの大切な預かり物なんだ、それにもうこんな風にはしない、ただ…


今、後悔したくないだけ。」


空が瓶をわざと落として、割った





練磨が姿を現した。


日向「自分のソウルを空に預けて、ちっぽけな力でこのマルチバースのどこがで生き延びようとしていたのか…?」

日向「お前がどんだけ俺らの事を怖がってんのか分かったぜ!」

日向「1つ言わせてもらおう…

愚かな選択をしたな。」


練磨「…ならば、後は私たちだけで続けましょう。」


練磨が指パッチンをした。


すると…


日向「…あれ?俺ら、なんでoutertaelにいんだ?」

クロス「ほんとだ、てか、ボロボロじゃねーか服。」

海里「いった!傷できてる!いった⁉︎」


なんと日向達が元に戻っていた。

練磨達の方を見ると、練磨と空が話していた。空は少し嫌がっているような素振りを見せたがやがてやめた。


空「…失礼。」

インク「⁉︎」


空がインクから塗料を2つ取った。話していたのはインクの塗料を取るか取らないかだったのだろう、空は嫌がっているようだったから、まだ善の心はあるのだろう。


ビシャッ


日向達に塗料がかかった。


日向「何すんだよ⁉︎」


すると、塗料が鎖になった。あれはインクがよく使ってる塗料だ。


海里「え⁉︎何これ⁉︎」

空「……」


空はもう一つの塗料でポータルを開いて日向達を無理矢理under wolfに帰した。


練磨「安心してください。他の人達も、元に戻しているので。貴方達も帰って良いです。」

ローラン「ちょっと空…どういう事…⁉︎」

空「彼はいい悪魔だよ、ロー君。安心して、時期にりゅうにぃも連れ戻して、outertaelも元に戻す。全てが元通りだ。」



ローラン達はいつの間にか、オメガタイムラインにいた。


続く…

君を助けたいだけだから

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