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第6話
音楽にのせて
黄「じゃあ、僕ですね。」
そう言ってるぅとは黄色の封筒を手に取った。
黄「なんだか緊張しますね。」
青「るぅとくん絶対泣かせに来るじゃん!?」
部屋に小さな笑いが広がる。
るぅとは少し微笑みながら封筒を開いた。
中には綺麗に揃えられた便箋が入っていた。
るぅとはゆっくりと読み始める。
『リスナーのみんなへ。
今日は少しだけ、僕の音楽への気持ちを話したいと思います。』
るぅとは優しく微笑んだ。
『僕は昔から音楽が好きでした。
嬉しい時も。
悲しい時も。
音楽はいつも隣にいてくれました。』
静かな空気が流れる。
『だから僕は思ったんです。
今度は僕が、誰かの隣にいられる音楽を作りたいって。』
莉犬が小さく頷く。
『でも音楽は思っていたよりずっと難しかった。』
『何度も壁にぶつかりました。』
『思うように曲が作れない日もあった。』
『自分の力不足を感じることもあった。』
るぅとは少しだけ俯く。
『もう無理かもしれない。』
『そう思ったこともありました。』
部屋が静かになる。
『でもね。
そんな時、支えてくれる仲間がいました。』
『曲を待ってくれる人がいました。』
『そして何より、
音楽を受け取ってくれるリスナーのみんながいました。』
ころんは優しく微笑む。
『だから僕は、
ここまで音楽を続けてくることができました。』
るぅとは最後のページを開いた。
『あの頃の僕へ。』
『焦らなくていい。』
『上手くいかない日があってもいい。』
『その悩みも。
その努力も。』
『いつか誰かの心を救う音楽になるから。』
少しだけ声が震える。
『そしてリスナーのみんな。』
『僕の音楽を聴いてくれてありがとう。』
『受け取ってくれてありがとう。』
『みんながいたから、
僕はここまで来ることができました。』
『僕はこれからも音楽にのせて、』
『たくさんの想いを届けます。』
『大好きです。』
『本当にありがとう。』
『るぅとより』
るぅとは静かに便箋を閉じた。
黄「恥ずかしいですね笑」
赤「いや、めっちゃ良かった。るぅちゃんらしかったよ。」
橙「泣きそうやったで?」
青「もう泣いてんだけど〜笑」
2,648
610
みんなが笑う。
るぅとも少し照れながら笑った。
そして机を見る。
残る封筒は一通。
その封筒へ、ゆっくりと手が伸びる。
────紫色の封筒へ。
ーーーー雑談ーーーー
いやちょっと愚痴らせてください!!こないだね前期中間があったんですよ!!!でね、めっちゃ勉強頑張って勉強時間は1位だったんですよ!でも、点数めっちゃ悪くて300点も行くかどうか分かんなくてもうほんとに焦りまくりです。皆さんどーやって勉強してますか!?
コメント
1件
るぅとの手紙、すごく良かった……「あの頃の僕へ」って自分に宛てた言葉が刺さったよ。音楽を続けることの難しさと、それでも支えてくれる人がいることの温かさが伝わってきて、じんわりした。紫色の封筒、次は誰の番なんだろう。気になる〜。 雑談の勉強の話、めっちゃわかる!点数が思うようにいかないの辛いよね。私は暗記系は寝る前に音読して、朝もう一回見直すようにしてるよ。莉月さんも無理しすぎないでね!