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第六章 「守護者の核」
pe「先輩!」
rd「分かってる。」
巨大な石の守護者が拳を振り上げる。
ドォォォン!!
地面が砕け、砂煙が舞う。
rdは横へ跳び、その一撃を紙一重でかわした。
pe「速い…!」
見た目は重そうなのに、動きは予想以上だった。
rd「pe!」
pe「はい!」
rd「胸の結晶を狙う。」
pe「了解です!」
pe「《ライト・ アロー》!」
peの杖から光の矢が放たれる。
ヒュンッ!!
しかし。
ガギィン!!
矢は結晶の周りの岩に弾かれた。
pe「硬い!」
rd「やっぱり簡単にはいかないか…。」
守護者は再び腕を振り上げる。
守護者「グォォォ!!」
今度は床を叩きつけた。
ゴゴゴゴゴ!!
遺跡全体が揺れる。
pe「ぎゃっ!」
足を滑らせたpeが転びそうになる。
rd「危ない!」
その瞬間。
ガシッ。
pe「先輩!」
rdが腕をつかみ、引き寄せる。
rd「ぼーっとするな。」
pe「す、すみません!」
rd「集中しろ。」
pe「はい!」
rd「…待て。」
rdは守護者の動きをじっと見つめる。
pe「?」
rd「攻撃するたびに…。」
守護者が腕を振るう。
その瞬間だけ─。
胸の結晶が強く光った。
rd「なるほど。」
rdは小さく笑う。
rd「隙がある。」
pe「え?」
rd「攻撃した直後だけ結晶がむき出しになる。」
peも目を見開く。
pe「本当だ!」
rd「一回で決める。」
rd「pe。」
pe「はい!」
rd「三秒だけ動きを止められるか。」
pe「…やります!」
深呼吸。
杖を握り直す。
pe「《ルミナ・チェイン》!!」
黄金色の鎖が飛び出し、守護者の両腕へ巻き付く。
守護者「グォォォ!!」
守護者は暴れ始める。
pe「もってぇぇぇ!!」
鎖にヒビが入る。
pe「先輩!」
rd「十分だ。」
ドンッ!!
rdは床を蹴った。
風魔法を足へ集中させ、一気に加速する。
rd「《風駆》!」
一瞬で守護者の肩まで駆け上がる。
守護者「グォォォ!!」
守護者が暴れ、体勢を崩す。
rd「今だ!」
剣へ青い魔力が集まる。
rd「《蒼刃─穿つ》!!」
ズバァァァッ!!
青い一閃が胸の結晶を真っ二つに切り裂いた。
パリンッ!!
結晶が砕ける。
守護者「グォォォォォ!!」
守護者は悲鳴を上げながら、全身が光の粒へと変わっていく。
やがて。
サラサラと風に乗って消えていった。
pe「勝った…。」
peはその場へ座り込む。
pe「疲れたぁ…。」
rd「よく頑張った。」
rdが手を差し出す。
pe「立てるか?」
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田中なす@末
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#実況者イラスト
田中なす@末
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rd「はい!」
peはその手を借りて立ち上がった。
pe「ありがとうございます!」
rd「…お前が鎖で止めてくれなかったら無理だった。」
pe「えっ。」
rd「今回はお前のおかげだ。」
その言葉に。
peは照れくさそうに笑った。
pe「えへへ…。」
その時だった。
ゴォォォ…
守護者がいた場所に、青白い魔法陣が浮かび上がる。
pe「なんだこれ?」
魔法陣の中央には、小さな箱。
pe「宝箱?」
rd「近づくな。」
rdが慎重に確認する。
罠はない。
ゆっくり箱を開けると─。
中には一冊の古びた本が入っていた。
表紙には見たことのない文字。
しかし。
peがその本へ触れた瞬間。
文字が淡く光り、日本語のように読める文字へ変わっていく。
pe「え…?」
rd「読めるのか?」
pe「はい…。」
peはゆっくり読み上げた。
『封印の欠片に選ばれし者よ。』
空気が張り詰める。
『五つの欠片を集めし時、深淵の王の封印は完成する。』
pe「五つ…?」
『されど、闇の手に渡れば、封印は逆に解かれる。』
pe「…!」
本の最後のページには、一枚の地図が描かれていた。
赤い印が全部で五つ。
そのうち一つだけが青く光っている。
pe「これって…。」
rd「さっき見つけた欠片だ。」
つまり。
まだあと四つあるということだった。
遺跡の外。
黒いローブの人物は、小さく笑う。
「やはり手に入れたか。」
その背後に、もう一人の影が現れた。
「このまま泳がせるのですか?」
「ああ。」
ローブの人物は静かにうなずく。
「欠片は、彼ら自身に集めさせればいい。」
フードの奥の赤い瞳が、不気味に細められた。
「最後に奪えば済む。」
その言葉を残し、二人の姿は闇へ溶けていった─。
─第七章『水魔法の剣士』へ続く。