コメント
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なんか、この二人かっこよくなくて好き
家庭環境終わってた笑笑
放課後、病室に現れたのはやはり岩本だった。
しかも俺の顔を見るなり、顔を歪めて泣き出した。
💙「えっ、ちょっ」
岩本はベッド横の椅子に座ると、突っ伏して声をあげながら泣いた。
💛「良かった、ほんとに…生きててくれて……」
💙「岩本……」
既読がつかないので嫌な予感がして屋上に行ったら、俺が白目をむいて倒れていたらしい。
岩本は救急隊員が到着するまで、応急処置をしながら必死に呼びかけていたそうだ。
💙「その…ありがと……」
急に俺まで涙が溢れた。
正直、人生なんてつまらなくてこのまま消えてもいいとずっと思っていたのに、岩本と出会ってからその思いが少しずつ薄れるのを感じていた。
それから2人でずっと泣いた。岩本は俺が泣きやめずにいると自分も泣きながら背中を撫でてくれた。
後からの顔はひどいものだったけど、それをお互い笑える事が幸せだった。
退院して帰宅すると、家の近くで岩本がブラブラしていた。
💛「家来てください、快気祝いしましょう」
💙「いいよ」
家は高校生になったばかりの妹が妊娠したとかで、両家の親がど修羅場になっていて俺どころでなかったのでさっさと出かけた。