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ruruha
「今日も学校、だるい、な」
僕は南部悠斗。高校二年生だ。僕は、学校という場所が好きではない。行っても意味を感じないし、行くだけ無駄だと思う。友達はいる。いるけど、楽しいって思えなかった。
「ほら、悠斗ー。移動教室だから移動しようぜ」
そう言う彼の名前は立花圭。中学からの友達だ。僕の中で一番長く一緒にいて、よく一緒に遊びに行ったりもしている。
ある時、圭が悠斗に言った。
「そういえば、明日、転校生が来るらしいぜ」
「転校生?」
「うん。女子らしい。仲良くなれるといいなー」
「無理無理。女子と友達なんてなれるわけないじゃん。ただでさえ女子が苦手なのに」
「確かに」
そう言って圭は笑った。悠斗は心の中で思っていた。
ー転校生、か。まあ、どうでもいいけど、。
でも、その転校生からいじめられるなんて、誰も思っていなかった。
次の日、転校生がやってきた。
「こんにちは。今日からこのクラスで一緒に過ごす中島ライです。よろしくお願いします」
「うわ、女の子じゃん。かわいくね?」
「え。普通にタイプなんだけど、後で声をかけてみようかな」
クラスが湧いた。確かに綺麗な顔立ちをしてる。男子が喜ぶような、そんな感じがする。でも、悠斗にとってすごくどうでも良かった。仲良くなれるわけないんだから。
「それじゃあ、席は立花の隣なー」
「はい。ありがとうございます」
そう言って彼女は圭の隣の席に座った。そこは、僕の一つ前の席だった。
「え、えっと。ライさん、これからよろしくな!」
「うん。よろしくね。あ、あと、さん付けじゃなくて大丈夫だよ。ライだけで」
「わかった」
圭とライはすぐに打ち解けたようだ。でも悠斗は、ひたすらに祈っていた。
ー頼むからこっちには話しかけないで。
と。そして昼休みになった。
「悠斗ー。ご飯食べに行こうぜ!」
「うん、わかった。行こう」
僕たちは弁当を持ち、中庭のベンチに向かった。
「悠斗。ライと仲良くしろよな」
「だから無理だって言ってるでしょ。女子が苦手なんだって」
「はいはい、そうですかー。」
圭は呆れたように言った。
「とりあえず食べようよ。時間がなくなるよ」
「あ、そうだな。食べるか」
圭たちは、一緒に話したりしながらご飯を食べた。そして、食べ終わった時、チャイムがなった。
「あ、チャイムがなったね。戻ろうか」
「おう、そうだな。午後も頑張ろう!」
そう言って二人は教室に戻った。二人は気づいていなかったが、ある女子が圭を凝視していた。
「ねえ、圭。今日、一緒に帰らない?」
そう、ライが圭に声をかけたのだ。悠斗は信じられなかった。
「え、俺と?」
「うん。色々教えてもらいたいなって思って」
でも、圭がそれを断った。
「でも、ごめんな。俺、悠斗と帰る約束をしてるんだ。だから、また今度な!次誘ってくれ。その時は一緒に帰ろうな!」
少し間をおいて彼女は言った。
「ー。うん、わかった」
ー圭が、女子の誘いを断った?何が起きてるの?
「それじゃあ、悠斗。帰ろうぜ!」
「う、うん」
悠斗は本当にこれでいいのかと不安になった。これで圭が納得するのかすごく不思議だったのだ。教室から出る直前、ライがボソッと呟いた。
「悠斗、ね。絶対に許さないから」
コメント
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第1話、読ませていただきました。転校生のライが「絶対に許さないから」と呟くラスト、あの静かな圧がすごく効いていて、一気に引き込まれました。悠斗の「女子が苦手」「どうでもいい」という心の距離感と、圭が自然にそれを守ろうとする関係性も丁寧に描かれていて好感が持てます。この先、ライの行動がどう物語を動かすのか、とても気になりますね。