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「……あ、あれ……なんか、変……/」
青がうわごとのように呟いたのは、
桃の部屋に遊びに来て数分後だった。
机の上にあった飲み物
ー ーほんのりピンクがかった
ソーダを一口飲んでから、
様子が急変した。
「青? 顔、真っ赤だよ。熱でもある?」
桃が慌てて駆け寄ると、
青は手で口元を覆いながら首を振った。
「違う……なんか/、変、なの。……身体が、あつい……っ/」
ふらつく体を支えた瞬間、桃は悟った。
これは、ただの体調不良じゃない。
どこかで見覚えのある瓶が、
先ほどのソーダの横にあった。
それは、桃の兄が冗談半分に買ってきた、
“媚薬 “と書かれた小瓶だった。
「まさか、あれ混ざってたのか……!」
「桃くん……っ、触って…、?///」
羞恥で潤んだ目をこちらに向けながら、
青はいつもと違う艶を帯びた声で懇願する。
「ごめん、青……俺がちゃんと気をつけていれば……」
桃は青の頬に手を当て、
深呼吸する。
理性を保たなきゃと自分に
言い聞かせながらも、
青の震える唇や熱に浮かされた瞳に、
理性は揺らぎ始める。
「……触れるよ。でも、無理はしない。ちゃんと青が落ち着くまで、そばにいるから」
そう言って、
桃は青を抱きしめる。
鼓動が伝わるほど近く、
でも焦らず、
優しく。
青はその胸に顔を埋めながら、
熱く息を漏らした。
「っふぅ、♡、桃くんの匂い、好き…/…もっと……近くにいて……」
媚薬のせいだけじゃない、
そんな風に甘えてくれる青が、
可愛くてたまらなかった。
桃は静かに唇を近づけて、
そっと額にキスを落とした。
「落ち着くまで、俺が全部受け止めるから」
熱を帯びた青の体は、
桃の指先に触れられるたびに震えた。
胸元のボタンを外されると、
下着越しに浮き出た形があらわになる。
桃はそっとそこへ唇を寄せた。
「……んっ……も、ももくっ//……そこ、だめぇ……//♡」
青の声は甘く濡れて、
耳に心地よく響いた。
媚薬のせいで敏感になった身体は、
いつも以上に素直だった。
ほんの少しの刺激にも反応して、
桃の手を強く握り返す。
「青……触れるだけで、すごく反応してる、」
桃の指が、
青の太ももを撫で、
下着の端に指をかける。
布越しに感じる熱と湿り気に、
桃の喉が鳴った。
「ここ……すごい、熱い。欲しいんだろ?」
「やだ……//そんなの…言わせないで……っ//♡」
「じゃあ、態度で教えて」
桃の指先が、
やさしく、
けれど容赦なく触れる。
媚薬のせいで、
青はすぐに腰を浮かせ、
甘い声を漏らした。
「……あっ//♡、も、ももく……もう、だめ……っ♡」
「だめじゃない。ちゃんと気持ちよくしてやるから」
桃はゆっくりと青の中に入り込む。
その瞬間、
青の体が跳ね、
瞳が涙でにじんだ。
「も、もく…の…っ、おっき、すぎて……っ///♡」
「力抜いて、青……俺が、全部支えるから」
汗ばんだ肌が重なり、
濡れた音が部屋に響く。
青は何度も桃の名を呼び、
桃はそのたびに深く、
優しく青を抱きしめた。
「んぁ、…///♡も…、いく…っ///」
「いいよ、 イきな…」
「、~~んっぁぁあ っ////♡♡、」
媚薬に翻弄されて始まった夜は、
幾度もの絶頂と、
止まらない吐息に包まれ、
朝まで続いた。
翌朝、
青は桃の胸に顔を埋めながら、
かすれた声で呟いた。
「……次は、ちゃんと……二人で飲もうね……」
桃は苦笑しながら、
青の額にキスを落とした。
コメント
2件
うわぁぁあ!!!ありがとうございますう!めっちゃ最高でした!!✨