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「……ふむ、トマトの酸味が鉄の臭みを消していて…意外と悪くない」
「当たり前だ、誰が作ったと思ってやがる。……国木田、こいつは俺が連れて帰る。これは新しい椅子の代金だ。釣りはいらねぇ」
中也は厚い封筒を国木田の机に叩きつけると自分のコートを太宰の肩に掛け、そのまま軽々と抱え上げた
「ねぇ中也、明日の朝食はパンケーキがいいな。もちろんプルーンとメイプルシロップたっぷりのね」
「…チッ、注文の多い野郎だ。………考えておいてやるよ」
鏡花は去って行く二人の背中を静かに見送った
その手には国木田が慌てて買ってきた残りのサニタリー用品が握られている
「………太宰さん、お大事に」
「あぁ、鏡花ちゃん。……理想の相棒っていうのは案外重力でできているのかもしれないね」
太宰は中也の腕の中でいつになく穏やかな…少しだけ悪戯っぽい笑みを浮かべて探偵社を後にした
〈日常で役立つ知識:生理を健やかに終えるために〉
お風呂でリラックス…38~40度くらいのぬるま湯にゆっくり浸かり骨盤周りを温めましょう
自分を甘やかす…二人のように少し贅沢な食事や休息を自分に許すことが心身の回復への近道です
探偵社編 完
次回からは単発日常で役立つ知識編
もうしばらくお付き合い願います