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「お誕生日おめでとうみこち」













注意

🌸☄️

誤字脱字有

意味不明発言有

⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯視点入れ替え線











「笑…。ありがとうだにぇ。」

「返事は、?」


みこの誕生日のお祝いと共に出された指輪。まあ俗に言うプロポーズである。


「ごめんね。」

「っ…。」


すいちゃんは今にも泣きそうな目で下を向いた。ありがとうと吐いて、去っていった。みこは振りたくなかった、付き合ってその後振っても元通りの関係に戻るのであれば考えていたけど、すいちゃんだからそうはいかないかな。大好きなすいちゃんだから、ずっと大好きだから、泣き顔だけはみたくなかった。


「へへ。どうして振ったんだろうなぁ…」


過去のことを悔しがって後悔する。後ですいちゃんに謝らなきゃな。















⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯

「振られちゃったなぁ。もう私生きていけないかも」


ハイライトを無くして、泣いて死を考える。


「はやく家に帰ろう」


今日は事務所にも居たくなくて、ぬいぐるみしか見たくない。時短に仕事を終わらせてマネちゃんに挨拶して帰る。なにか物足りないなぁって思ったら、そういえばみこちと一緒に帰ってたなって、思ってた。思い出したくない人を消すかのように

ぱんっ

と。顔を叩いて笑顔で事務所を出た。























「あ…おかえり。」

「は、?」


なんでいるかと疑問に呆然としていたが、


「みこと一緒に同居するんじゃないの?」

「はっ、え?」

「手紙に書いてあったよ?」


もしかするとプロポーズする際に落としてしまった手紙かもしれない。と過去の自分に呆れる。


「でもみこち、すいちゃんのこと振ったし、同居も何も…。」

「考え直してみて、すいちゃんと一緒だと落ち着くしまあ、でも前の関係に戻れなくなるとちょっと悲しい気はするけどにぇ…笑。」


と言われたため、私は笑顔だった。それはそれは。ハイライトがなく、別の意味での幸せだった。

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