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愛されたことのないあなたへ
「私はきっと誰からも愛されていない」そんな考えを捨てることができたのはある人がいたから。私の運命を変えてくれたから。
女side
「…」今日も無言で歩く帰り道。感情って何? 幸せって何?私には感情がない。ないというのはおかしかったね。感じたことがないんだ。うれしいも、悲しいも、楽しいも。言葉の意味は知っている。だけど、いまいち実感がわかない。学校行事の集合写真に写る私の顔は、いつも何も考えていないようだ。となりにいるクラスメイトはすごい笑っている。なんでだろう。なんでこんなに楽しそうなんだろう。
男side
いつも真顔のあの子には、何か秘密があるのだろうか。あんなにかわいい顔をしているのに、なんで笑顔がないんだろう。考えれば考えるほど、あの子のことを知りたくなる。窓側の1番端の席でいつも何かを考えているようだ。話しかけてみたい。でも、話しかけないで そんなオーラが漂っている。そういえば4月の自己紹介、あの子はなまえだけをいい、すぐに席に座ってしまった。その時はよほど気にならなっかたが、いまはとてもきになる。
女side
今日は天気がいいな、なにかいいことがあるのか?そんな少しの希望を持ちながら、学校に向かった。机の中を見ると、手貝が入っていた。(放課後屋上に来て)ああ、ついにいじめられるのか。いかないと怒られそうだから、行かないと。放課後になった。屋上に行くと、
なんか見覚えがある人がいた。あっ、ほいくえんのときのひとか、いや、元友達のいとこか。「なんですか」
男side
「俺の名は、まだ明かさないあなたは、何を考えているのか、今日聞きたいことがある、答えたくないものは黙っててくれ」「一つ目、誕生日は」「2月6日です。」「どこに住んでるのか」「南団地の方」「家族は」「いません」「いないって」「両親は事故で、祖父母は、病気で亡くなりました。」
そうか、だからいつもさみしげだったんだ。窓側でなにか考えていたのは、家族のことを思っていたからなんだ。さらに俺は、その人柄にひかれた。そして俺は、決めた「あなたのことをもっと知りたくなりました。、その、あの、俺と付き合ってくれないか」
女side
告白された、異性と話したのも生まれて初めてだ。お母さんも、孫が見たいとずっと言っていた
「お願いします」「あのあなたのお名前は」「俺の名前は牧野、清寿だ」サッカー部エースの清寿さんに告白されるとは思ってなかった
「あなたの名前は」聞かれたので答えた「心川愛です」愛という名前なのに全く愛されていない。そんなことを思っていると「俺があなたにありったけの愛情を与えたいです」そう答えてくれた彼を見ると、満面の笑みだった。初めて私は、愛されている、愛してくれる人がいると分かった。彼と一緒なら、一生大丈夫。そう思って、てをつなぎ、歩き出した。
「お母さん、お父さん見てる? 私を愛してくれる人がいたよ。あの人となら大丈夫。安心してみていてね。」気が付くと、空に向かって叫んでいた。
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