テラーノベル
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憂鬱、憂鬱、憂鬱
そんな言葉が毎日といってもいいほど頭をよぎる。
桃 『はぁ。今日も学校かぁ、、、』
私は相澤 桃(あいざわ もも)
高校1年生だ。
普通の人なら青春真っ盛りのこの時期
私は違う。
学校に居るときは基本誰とも話さないし、話せない。
話すときはキョドりまくるし話ベタだし。
放課後友達と遊ぶなんてもっての他あるわけないし、
ごりっごりの陰キャ人生を謳歌している。
学校から帰るとオンラインゲーム『通称たまクエ たまっとクエスト』
という世間的にはまだマイナーなゲームを遊んでいる。
このゲームの中にはチャット機能があり、
人と話すのなんてそれぐらい。
主にイベントの話をしたり、雑談したり
私の唯一の楽しみだし、救われる。
↓桃のゲームの中の名前
ももチャ* 『今回のイベント推しの限定イベなので走ろうかなと思うんですが皆さんどうします?』
↓同じギルドの仲間
cookチーず20『前回のイベントで石つかいまくったから私は無理なんだぁ( TДT)ここで○○くんの限定イベくんなら貯めときゃよかったなぁ(`;ω;´)
羨ましい。。。』
この少しの会話だけで私は救われる。バカみたいでしょ?
親も私の態度に呆れてまともに会話なんてしない。
そりゃそうだ。学校での反動で親にあたったり今考えれば最低なことをしてきたし、見放されて当然だった。
それでも幸いな事に私はまぁまぁ頭がいい。
それにうちの学校は友好的な人は多いし、今のところいじめは発生していない。
だから特に不満もないし、良いところもない。
これだから憂鬱なんだ。
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