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『なぁ……レトルト……いつまで俺ん家にいんだよ……』













「……ずっとおるわ。一生。」












『何があったか知らねぇけど、迷惑なんだよなぁ……』



















「……」























『仕方ねぇ…何があったんだよ』















「キヨくんがさ。」















「別れようだって。」








『え?』








『ちょっと頭が追いついて……』










「俺はめっちゃ愛してたつもりだったんだけど。」














「いや……愛されてたと思ってたんやけど。」








 

 『なんだそれ。』  







『アイツがレトルトの事を嫌いになるわけないだろ。』







『いつも会う度、レトルトの話ばっか聞かされて……』



      





『なのに……アイツが……。』








「ビックリしたよ。内心。」





 





「俺いつからキヨくんに嫌われてたんやろ。」



   

   





『……。』

      









『俺。ちょっとトイレ行ってくる。』

      










「いってら。」






















































『キヨ……アイツ何してんだよ……』













『ん?』



『キヨからすげぇ電話きてる……』








 





プルルルルルルルルルル












『な、なぁキヨ!お前レトルトと別れんの?』







『お前マジだったら……』





  




「マジなわけねぇだろぉ!!」








『なに逆ギレしてんだよ!』










「エイプリルフールだからさ、嘘ついたわけよ」




 







「そしたらレトさん、まんまと騙されて……」











「こんな事になるつもりじゃ……」












「てか、なんでうっしー知ってんだよッ!」











『話聞いて欲しかったみたいで、レトルトが家に来てさぁ……』











『ちょっと持ち帰ってくんない?』

 









「わかった。今すぐ行く。」








「心配かけてごめんッ!」














『おう。』















  






ピコッ





  



















『アイツら、揃いに揃って馬鹿だな。』

 

   




















ガチャ



 























「うっし。」

















『ん?』 





















「俺、死にたい。」












『だめだめだめダメダメ!絶対ダメ!』









マジでアイツやり過ぎだろ……。

自殺まで追い込まれるなんて、どんな嘘ついたんだよ……。







「あぁぁぁぁもうだめぇだァ」







『内緒不安定な奴みてぇだな』










ピンポーン











『やっと来たか。』

















バコンッ



     









『!?』












「レトさんッ!」













「キヨくん、?」








 



「ごめんレトさん……。今日、エイプリルフールだから嘘ついちゃって……」















「本当は大好き……いや。愛してるから」
















『おぇぇ……なんだよこのロマンチック男……。』



















「よかった……好きやで。キヨくん。」

















ヒョイッ    





















「ふぇぇ!?」
















「じゃ、お持ち帰りしマース!」















「うっしー。ありがとね。」














『お、おう』














バタン



















『あのさぁ。ハッピーエンドはいいんだけど。』



















『ドアを壊すんじゃねえよッ!』

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