ut side
どうも、鬱です。
なんか皆……言うても、2年生組だけやけど、桃鉄しにシッマの家に行ったら、なんか不思議な空間(?)になってました。
え、ショッピくん泣いとんねんけど、何で?
何があった、?
sho「え、えーっと…どうしたん?」
kn「あ、あーえっと……あいつがおってな、」
俺らはシッマとショッピくんが兄弟なの知っている。
シッマの虐待も家庭事情も全て……シッマが小学生の時に話してくれた。
「あいつ」というのはショッピくんとシッマを繋ぐ唯一の人物…シッマの親父。
ci「ぁ…俺、何も分かってないんやけど…聞いてええん?」
チーノが困惑しながらシッマ達に聞く。
kn「…今から話すことを聞いても、ショッピから離れんでくれるんやったらええよ、」
「離れてしまうかもって少しでも思うなら…聞かんでくれ。知らないまま…ショッピの友達でいてくれ」
シッマの声はいつものあのうるさい声やなくて、弟を守ろうとするお兄ちゃんって感じの声だった。
どこか迷いがあるけど、でもちゃんと決意してると言うか…。
kn「……ショッピ、朝言うとったよな、」
「何の接点もないのに、なんで良くしてくれるんか…って。…人に優しくすることに接点なんていらんけどな、?話したるよ、俺とショッピの関係。」
ショッピくんはシッマの顔を見ると、小さく頷いた。
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no side
20XX年 ある男と女の間に子どもが生まれた。
子どもの名前はコネシマ。
金髪で水色の目が特徴な彼は両親から忌み子…望まれない子として扱われていた。
それは何故か。
コネシマの父親は昔から女遊びをするのが大好きで、女を自分の家に引き込むとすぐに襲っていた。
そのたくさんの女のうちの1人としてコネシマの母親がいた。
2人は1度、行為をしただけなのに、コネシマをつくってしまい、しまいには結婚をする事になった。
コネシマの母親を女1としよう。
もちろん、2人はいわゆる身体の関係。
コネシマの事なんて見ようともしなかった。
数行前の文章を思い出して欲しい。
彼の父親は女遊びが大好きで……
そう、彼はまた女遊びをしていた。
結婚してもなお、女遊びはやめられなかったのだ。
だが、それは女1もだった。
女1も男遊びが大好きで、ずっと男を取っかえ引っ変えしては遊んでいた。
そしてある日、父親はある女と行為をした。
その女を女2としよう。
1度の行為…それがどんな結末を及ばすのかを知っているのにも関わらず。
コネシマが5歳になったある日、男の家に女2が来た。
4歳くらいの子どもを連れて……
その子どもには殴られた跡があった。
女2「結婚しに来たの」
女2は言った。
女2「この子…貴方の血をついでるの。私一人じゃどうしようもないの、お願い、結婚しましょう?」
なんて身勝手な理由だろう。
しかし、男は軽かった。
すぐに離婚し、女2と結婚した。
その子どもの地獄はそこから始まったと言っても過言ではないだろう。
元から女2に暴力をふられていたとはいえ、やはり女性の力には限界がある。
しかし、大の男が殴ったらどうだろう。
男は女2と結婚したとはいえ、自分にバツイチという肩書きを負わされた事にムカついていた。
その怒りは子どもにいった。
同時刻、女1は怒っていた。
当たり前だ。自分にもコネシマという子どもがいるのにも関わらず、男は離婚してさっさと再婚したのだから。
その怒りはコネシマにいった。
女1と女2の男の奪い合いは数年間に続いた。
女1は女2の家に行き、男と3人で喧嘩をしあった。
ある日、その喧嘩中に飛び火として、女2の子どもは外に出された。
コネシマはというと、10歳になり、もうその頃には鬱やロボロと言った友達がいた。
しかし、女2の子ども…ショッピには友達等いなかった。
子どもというのは残酷な生き物だ。
人と少し違うだけで、その子を無視し、独りぼっちにさせ、心を痛めつける。
ショッピは親が喧嘩している間、公園で待っていた。
遅くなったら親が迎えに来てくれるだろう、と少しの期待を抱きながら…。
午後の2時、お腹がすいてきた頃、ショッピの前にある男の子が立った。
金髪で水色の瞳……そう、コネシマだった。
1度は対面した事があるが、それはもう5年の前の事だ。
覚えているわけもない。
だが、コネシマは覚えていた。
kn「……なんでこんなとこおるん?」
shp「……」
ショッピはずっと黙っていた。
人と話すのが怖かったのだろう。
いじめにあうと、同じ歳くらいの子どもを怖がるのは自然だ。
kn「…その痣、どうしたん?殴られたん?」
shp「……」
コネシマはもうその時には理解していた。
ショッピが自分の弟だという事。
kn「…痛いな、大丈夫やで、もう痛ないから…」
そう言ってコネシマはショッピに言い、痣の上に手をおいた。
kn「いたいのいたいの〜とんでけ〜!!!」
もう10歳にもなるコネシマには幼稚なやり方だと分かっていたが、ショッピの顔は少し明るくなっていた。
kn「……大丈夫やから!」
「お前に何かあったら俺が助けてやるから!!」
「今日から俺はお前の兄ちゃんな!!」
その瞬間、ショッピは笑った。
とても嬉しそうな笑顔だった。
日は暮れ、2人は各自家に帰った。
ショッピはその後の人生も殴り続けられ、時には大怪我し、病院へ入院することもあった。
ショッピは親からの虐待から逃げる為に、吾吾学園を受験した。
……まさか兄弟そろって同じ学校に受験し、同室にまでなるとは、コネシマ自身も思っていなかっただろう。
ショッピを見た瞬間、コネシマは何としてでも、何をしてでも、ショッピを守ると誓ったのであった。
……途中からそれが恋となるのも知らずに。
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本日、2話目です!!!
コメント
6件
クゥーン…好き❤
うわぁ〜…そんな過去があったとは…続きが気になる…。あと、二話投稿ありがとうございます!! まじで最高です…!