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wki side
「俺は、友達として好きだよ。」
彼が告げる。
彼の事を目で追うようになったのは二年前、高校生になったばかりの事だ。
「わか~い!」
そう元気に呼んでくれる姿が愛おしかった。
でも段々、彼は音楽に時間を浸けていった。
「今日は……作曲したいし。いいや。」
目の下の隈を見て必死にフレーズを出していることが一目で分かる。
『 元貴、俺ができることはない? 』
そう出そうとしたけど喉で止まった。
どうせ『 大丈夫。 』
この言葉が帰ってくるだけなのだから。
《 若井、一緒に音楽やらない? 》
この言葉を俺はずっと待っている。
何度も挫けそうになったけど、彼の姿を目にするとやる気がみるみるうちに漲ってくる。
ohmr side
彼からはたくさんの言葉を貰っているし、たくさんの感情を貰っている。
彼から出る泣き声や、笑い声。全てつられる様な感じがしてしょうがない。
『 若井、一緒に音楽やらない? 』
この声を出したくて胸が張り裂けそうだけれど、その声はすっと抜けていく。
「なんでもない。」
断られた時の事を考えてしまってあの言葉で片付けてしまう。
「そっか。」
なんとも言えない曖昧な返答をしても怒らない若井。
こんな俺でも、許してね。
すれ違いを表現しました。
最近同級生でblGL妄想するの楽しい
時々夢小説書くのしぬほど上手い人いるからその人に依頼してる笑