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大「……。」
阿「あれ、大介?どうしたの?」
いつもなら小学校から帰ってきて好きなアニメを見ている時間
だけど今日はソファの上に座って1人ボーッとしているなんか心ここに在らずって感じ
大「ぅっ、ううん、なんでもないよ」
阿「そう?…ねぇ大介ココア入れるけど飲む?」
大「…うん!飲みたい!」
言いにくい話の時は甘い飲み物飲んで落ち着いてからの方がお話できるもんね
俺がまだ蓮と2人暮らしの時によく蓮がしてくれていたんだ
阿「はい、ココア熱いから気をつけて」
大「ありがとう!」
阿「…ねぇ、大介今日学校で何かあったの?」
大「……。」
阿「ママ大介の事心配だがらできたら教えて欲しいな…」
大「ママ笑わない…?」
阿「笑わないよ、教えてくれる?」
大「あのねぇ、大ちゃんの心中に神様がいるの、」
阿「神様…?」
大「そうなの、たっちゃんが前に教えてくれたの、大ちゃんの心に神様がいて、どんな時も辛い時も守ってくれてるって教えてくれたの…」
阿「うん、それで?」
大「でもね、今日このお話をクラスのお友達に言ったらね、そんなのいないよって言われちゃって…大ちゃんがおかしいのかなぁグスッ」
阿「…そんな事ないよ、大介の心の中にはちゃんと神様がいるよギュッ」
大「大ちゃんの神様どっかいっちゃったぁ…うわぁぁぁっん‼︎グスッ」
阿「大丈夫だよ、どこにも行ってないよ⁉︎」
大「でもっ、大ちゃんのっ、心ぽかぽかしてないっ、‼︎ヒック」
泣きじゃくる大介の話を聞く限り心が暖かかったら神様が存在していてそれが今までの大介の情緒を安定させていたのか…
阿「……じゃあ、神様連れ戻そうっか、」
大「ふぇっ、…できるのぉ…?グスッ」
阿「それはたつやに聞こ、きっと何か知ってるはずだからね」
たつやが帰ってきてからリビングに呼び
大介、蓮の3人で話を聞く事にした
…………………………………………
目「たつやー!ちょっと来て」
辰「えっ、俺怒られる感じ?笑」
阿「違う違う笑少し話聞いてあげてくれる?」
辰「…?わかった」
大「たっちゃん、あのね、…大ちゃんの神様どっかいっちゃったぁ…グスッ」
辰「神様…⁇…あっ、あの事⁉︎」
大「たっちゃんが教えてくれた神様…大ちゃんからいなくなっちゃったぁグスッ」
阿「今日ね、学校でお友達に言われちゃったんだってそれがショックだったらしくって」
辰「はっ?誰それ俺ぶっ飛ばしに行くよ?」
目「言ってみな大介父さんに任せろ」
阿「2人とも落ち着いて笑でね、大介の心がポカポカしなくなっちゃったんだよね」
大「そうなの、グスッずっとポカポカしてたのにしなくなっちゃった、前のお家の時とおんなじなのっ、グスッ」
目「大介…」
辰「……俺それの治し方知ってるよ」
大「ほんとぉ⁉︎どうやるの?」
辰「方法は1つだけギューって抱きしめてもらうんだよ」
大「…ぎゅーってするだけぇ?」
辰「そ、そしたら心の中にいた神様が大介の所に帰ってきてくれるから」
大「ほんとにぃ、?」
辰「本当のほんと‼︎たっちゃんも大介達にぎゅーってされて神様戻ってきたもん!」
必死の長男による熱弁が繰り広げられているが
当の本人はまだよくピンと来てないのか首を横に傾げている
ここは他の兄弟達の手を借りるしかないか…?
阿「ひかるー!ちょっときて!」
照「なに?どうしたの?」
阿「ちょっと大介の事抱きしめてあげて」
照「大介のことを?…あぁ、了解笑」
大介の顔を見て全てを察してくれたのだろう
優しく大介のことを包み込むように抱きしめてくれる
照「何があったかはわかんないけど、大丈夫、大丈夫だよ」
大「照にぃ、ギュッ」
康「あー!こうちゃんもぎゅーするぅ!」
翔「しょたもー!」
涼「りょたもぉ!」
辰「じゃあ、たっちゃんも!」
大「うわぁ!ぎゅうぎゅうだぁ‼︎笑」
照「ちょ、動けねぇ!」
辰「どう?大介心ぽかぽかしてきた?」
大「んふふっ、うん!すっごいぽかぽかする!」
辰「神様が戻ってきたんだよ」
大「…うん!ありがとぉ!」
………………………………………………………
夜寝る前いつも通り蓮と2人でまったりした時間を過ごそうとしていたら大介が寝室から降りてきた
大「…ままぁ、ぱぱぁ…?」
阿「あれ、?大介まだ寝てなかったの?」
大「大ちゃん、まだままとぱぱとギューしてない…」
目「ふはっ、そういうこと?笑おいでギュッ」
大「んっ!」
目「もう大介寝そうじゃん」
阿「ほんとだね笑」
蓮が大介のことを抱っこし俺がそれに覆い被さる形で抱きしめる
大「だいちゃっ、…ままと、ぱぱのことっ、だいすきだよっ、…zzz」
阿「あれっ、ねちゃった?」
目「寝ちゃったね…パパも大介の事大好きだよ」
阿「ふふっ、ママも大好きだよ」
目「…てか、本気で大介のこと泣かせた奴誰だ…」
阿「ちょっと、怖いから笑」
目「亮平、俺頑張るわ」
阿「え?ちょっと蓮⁇」
………………………………………………
次回作…たつ兄の過去