テラーノベル
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帰り道
突然
雨が強くなった
ソア
「うわっ!?」
テオ
「こっち。」
急いで近くのバス停へ入る
ザーッ…
屋根を打つ雨音が大きい
ソア
「今日ほんと雨多いね。」
テオ
「……ん。」
隣を見ると
テオは静かに雨を見ていた
ソア
「まだ嫌い?」
テオ
「前よりは。」
ソア
「そっか。」
少し沈黙
でも
嫌じゃない
その時
ピカッ
雷が光る
ソア
「っ!」
思わず肩が跳ねる
テオ
「……雷苦手?」
ソア
「ちょっと。」
するとテオは
何も言わずにソアの手を握った
ソア
「……っ。」
温かい
テオ
「これで平気。」
ソア
「子供扱いしてる?」
テオ
「してない。」
でも少し笑ってる
ソア
「絶対してる。」
テオ
「怖がってる顔かわいかった。」
ソア
「最悪。」
そう言いながらも
手は離さなかった
しばらくして
雨が少し弱くなる
テオ
「……帰るか。」
ソア
「うん。」
歩き出した瞬間
ツルッ
ソア
「きゃっ!?」
濡れた地面で滑りそうになる
でも
ギュッ
腰を引き寄せられる
ソア
「……。」
近い
息止まる
テオ
「危な。」
低い声
目が合う
雨の匂い
近すぎる距離
ソアの心臓が
うるさいくらい鳴った
でもテオは
それ以上何もせず
ただ少し困ったみたいに笑った
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