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第2話
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メメ「……」
メメ「(どう…しよう…)」
メメ「(あの電話した日から、何故か胸がざわざわする…) 」
メメ「(今までお母さんと話してた時は、そんな感情無かったのに…) 」
メメ「はぁ…………」
団員1「メメさん? 」
メメ「わぁっ!?あ、あなたでしたか…!
どうされましたか?」
団員1「何って、今日は今後のサーカス団の方針に関わる大事な公演ですよ!?
このあともうすぐ始まるのに……」
メメ「あれ…!?今日…!!?
すみません……てっきり忘れてて…」
団員1「メメさんがここまで忘れるなんて珍しいですね…ともかく、無理はなさらないでくださいね…? 」
メメ「心配かけてごめんなさい……
ありがとう…」
メメ「(すっかりあの日の事で頭がいっぱいだったけど、まさか今後のサーカスの方針に関わる公演を忘れるなんて… )」
メメ「(いや……こんなことでへこたれるな私…)」
メメ「………いい?メメ・ガーネット。 」
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メメ「さぁ!!今宵も美しく、華麗なパフォーマンスを魅せますよ! 」
客1「すごい……本物のメメさん…」
客2「やば!空中で一回転した〜〜っ!?
写真写真!!撮らなくちゃ!」
メメ「(よし、この調子で進めば………)」
メメ「(あっ………)」
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メメ「…………っっ」
メメ「(なんでだろう……?あの言葉が脳で再生される……)」
メメ「(あっ…まずい………っ!!!バランスが崩れて……っ! )」
メメ「ひゃっ………!!?」
客「えっ……」
客「ちょ!?大丈夫なのあれ!?」
客「こ、これもパフォーマンスの1部じゃない!?」
客「そ…そうなのかな?」
メメ「(……っ!?このままじゃお客さんが勘違いしちゃう…)」
メメ「………(立ち上がらないと…)」
メメ「〜♪(引き続きパフォーマンスを続ける)」
客「結局パフォーマンスの1部だったのかな(笑)?」
客1「………今日はもう帰ろう?(笑)」
客2「そうね………正直怪我なんて見てられない。」
メメ「あっ……」
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団員「……あの…メメさん…」
メメ「…………っ」
団員「さっき、今後のサーカス団の方針に関わる大事な公演って言いましたよね……?」
メメ「……っぁ…ごめん……なさ……」
団員たち「あのメメさんが失敗か…珍しい」
団員たち「今日なんだかやる気無さそうだったもんね〜団長どうしたんだろ 」
メメ「………っっ」
メメ「………ッッッ!!!!!!!!! 」
団員たち「え?」「嘘でしょ……」「ここで逃げる?」
団員「うわー、やっちゃったね〜メメさん」
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メメ「………………っっっ!!! 」
メメ「もう……あの子たちとは会えない……!!!!!!!」
メメ「二度と会えないお父さんの為に必死に足掻いた……でも……………… 」
???「…………メメさん…大丈夫なのかな…」
NEXT……第3話「1人の天使」