ある人間が居ました。その人は、隣のクラスに友達になりたい男子が居ました。ある時、その子は、そのクラスの仲が良いと勝手に思っている、同じ部活の女子に、「どう思っているか」ということを聞いて欲しいと頼みました。
そして何週間かした後、その子は体育の見学中に、その女子が友達と話し終わった隙を見計らって、「聞いてくれた?」と聞きました。するとその子は真顔で「普通って。嫌ってはないって」と返しました。いつもの声とは違うトーンだったので、考え過ぎてしまうその子は「嫌われた」と思いました。
そしてその子はその女子と距離を取りました。
じわじわじわじわと離れていきました。