テラーノベル
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※つづき
※ご本人様無関係
※SNS含むシェア🆖
※作者の妄想消化物語
🍌ちゃん、登場
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ーーーーーーーーーEpisode3【交差】
オレの名前は「オンリー」旦那様が付けてくれた名前だ
オレには旦那様に拾われるまでの記憶が無い
気づけばこの森にいてぼーっとしていた所を
旦那様に拾われたんだ
『君、宝石みたいに綺麗だね…名前なんて言うの?』
『……わから、ない』
『そう、わからないの…なんかね、わしの知ってる人に似てるからそこから名前もらおうかなぁ〜、うん、君は今日から「オンリー」ね』
『…オンリー…』
今思い返せば…ナンパに近い声のかけた方
それに『宝石みたいに綺麗だね』って…怪しさ満点だな
俺を拾ってくれた 旦那様は大富豪でほんの数秒で億単位のお金を動かす力を持っている
旦那様が『買う』と言えば全てが旦那様のモノに
旦那様が『これしよう!』と言えば皆が一斉に同じ目標に向かって歩き出す
こう見えて実はすごい人なんだ
そんな旦那様がニコニコしながら客人を呼んだ
「改めまして、僕、おらふっていいます…できれば”くん付け”て呼んでほしいんやけど…へへへッ」
チラッと旦那様の方を見ると、ニッコリと笑って小さく頷かれた
いくら本人が「くん付けで呼んでほしい」と言ったとしても
旦那様の客人だ…そう安々と呼べるわけがないからね…
まぁ、許可もおりたし
本人もそう呼んでほしいと言っているし…
「よろしくお願いします、おらふくん」
「こちらこそ…えっと、オンリー…」
「オンリー」…これはオレの名前
だけど、不思議だ…
おらふくんが呼ぶオレの名前は
オレのことでは無い…別の誰かを呼んでいる…
それも、とても愛おしそうに…大事に名前を呼ぶんだ
それはきっと…
この名前の元々の持ち主…旦那様が『知っている人』と言っていた
旦那様とおらふくんの共通の知り合い…
『おんりー』
オレはこの名前の持ち主『おんりー』がどんな人物なのか
とても興味が湧いた
(一度でいいから、お会いしてみたいな…)
ーーーーーーー
「おらふくん、改めて紹介するね…彼の名前は『オンリー』」
「オン、リー……」
夕飯の席で改めて紹介してもらった
白髪のおんりーのそっくりさん
おんりーのそっくりさんって僕の心で呼んでたんやけど…
ホンマに「オンリー」って名前やったんか…と驚きと戸惑いで
名前を復唱する事しか出来なかった
何でもおじいちゃんがオンリーを森で見つけて
おんりーに似てたから「オンリー」って名前をつけたんやって
(なんか、突っ込みたいところは山のようにあるけど…まぁ、ええか)
おじいちゃんが言うように…ホンマによぉ似てるもんなぁ…
オンリーの髪型は外ハネで襟足の長さは…おんりーの方が少し長いかな?
髪色は綺麗なホワイトヘアで光に当たるとキラキラと輝いていて
1本1本が光を放っているかのようだし
瞳の色は宝石のルビー見たいな輝きや色をしてる
メガネをしてないから…余計にこの瞳が目立ってる気がするなぁ〜
こうギラギラしている…っていうよりも、静かに奥の方で光を放っている様な…
なんて言ったら良いんやろ…めっちゃ吸い込まれそうなくらい綺麗なんよ
あ、あと…声もどことなく似とる……
(ちょっとだけ、おらふくんって呼ばれると…こそばゆく感じるんはおんりーに似てるからやろうね…)
服装は全く一緒なんかな??
おじいちゃん曰く「わしの隣に並ぶからね!!まぁ、ある程度の身だしなみはねッ!!」って言ってたし
でも、その後で小さく「まぁ、おんりーくんリスペクトはしてるけど」って言った声は聞き逃さへんかったよ…笑
よく見るとオンリーの着ているベストには同じ黒い糸で葉っぱの模様が刺繍されていてめちゃくちゃ高級そうな生地?柄?
…なんて言うんやろ
まぁ、めっちゃ高い服やね!って言いたくなるやつなんよな
流石や…おじいちゃん…
で、そんなええ服着てんのに…
僕を森の中まで探しに来てくれたなんて感謝でしかない
…ありがとうオンリー
所で、おじいちゃんの手紙に書いてあった「紹介したい人」とは
オンリーのことだった。
まぁ、薄々そうやろうなぁ〜なんて思いつつ
自己紹介をお互いに終わらせて3人で夕飯を食べた
並べられた料理をアレコレ食べていたら
「これ、めっちゃ美味し〜!!!」
「口に合って良かった…」
「え、まさかこれ…オンリーが作ったん?!」
「…はい、そうですけど」
料理まで得意なんて…ますます、オンリーは、おんりーやった…
ーーーーーー
「はぁ〜…ッ!!!!!」
ボフンッ…ーーーー
ご飯は美味しかったし
お風呂は広くて気持ちよかったし
この客室のベッド最高に気持ちいいし…
「ふふ…幸せやぁ〜」
ゴロゴロッ…とキングサイズのベッドの上で転がっていると
ポケットに入れていたスマホが、ヴゥーヴゥーと鳴り響いた
表示された画面には【おんりー】の文字とアイコン
僕はベッドから飛び起きて応答ボタンをスワイプした
「もしもし!?おんりー?!!」
『こんばんは、おらふくん』
「ごめんなぁ、おんりー…連絡遅なって」
『ううん、大丈夫…それより、今は電話大丈夫?』
「うん、今は部屋に案内してもらったから大丈夫!!」
おんりーから沢山心配のメッセージと着信が来てた
ホンマは直ぐに返したかったけど…
色々あり過ぎて先にメッセージで短く
「無事に着いたよ、また時間できたら連絡するね」とだけ送って
今に至るんよね…
『心配したよ…繋がらないし連絡無いし、大富豪おじいちゃんからは、おらふくんが来てないって連絡来るしで…』
本当、生きた心地がしなかったよ…ーーーー
おんりーの詰まるような、悲しい声初めて聞いた…
よっぽど…心配してたんやね
ごめんな。おんりー
「…あのな、僕な…森で迷った時にな…心の中で”おんりー”って呼んだんよ…こういう時、おんりーやったら…って色々考えてさ…そしたらさ…めっちゃ悲しくなって…おんりーに会いたなってな……」
『おらふくん…』
思い出しただけでも泣けてくる…
あの時の恐怖と言ったら、もう二度と味わいたくない…
「でもな!おんりー…オンリーが僕のこと助けに来てくれてん」
『ん???』
「あ、えっとな…オンリー…あーえっと、その、こっちのお屋敷にな!!
おんりーにそっくりな、オンリーが居るんよ!!」
『俺にそっくりな俺?』
「そうそう!!そうなんよ、そのオンリーが助けに来てくれてな、それで!!!」
僕は今日起きた事をおんりーに説明した…
ーーーーーーーーーー
「じゃぁ、おんりー行ってきまーす!」
「スマホは?」
「持った!」
「地図は?」
「ここ!」
「手土産は?」
「これ!」
「着いたら連絡頂戴ね」
「もぉ〜心配性さんやねぇ、大丈夫やって!!」
「…いいから、絶っっ対だよ!!」
「もぉ〜〜、分かったて…着いたら連絡するから!行ってきます」
靴のつま先をトントンとして
おらふくんが玄関のドアノブに手をかけた…
「あ!!おらふくん」
「んも〜!!次はなに〜!!!」
「行ってきますの、キスは?」
「ーーーッへ!!?」
顔を真っ赤にして
その場で固まるおらふくん…
もう、何度だってしてるはずなのに…
未だに照れるとか、本当に可愛いなぁ
「ここ、出来る?」
「ッーーーぼ、僕からするんっ?!」
「だって、おらふくんが出掛けるんでしょ??なら、ね?」
別に唇にしてとは言っていない
俺の頬を指差してココにして?とお願いしているだけなのに笑
「ッーーーもぉ〜!!!…行ってきますッ!!」
俺の肩に手を置いて、ちゅっ…と、かるいリップ音と
頬にふにっと当たったら直ぐに離れるおらふくんの唇
ふふ…可愛いなぁ〜…
「……ッ満足…した??」
「とても」
思わずニヤリと笑うと
おらふくんは更に顔を赤くして
「ッーーーじゃぁ、もう行くねッ!!!」
…ちょっと怒っちゃったかな??
まあ、それもそれで可愛いし、この喋り方は照れ隠しだしね
「うん、いってらっしゃい」
ガチャ…ーーーー
バタンッ…
「ふ〜…」
…本当に大丈夫かな
おらふくん直ぐに迷子になるし
不安でしかないんだけど
それに…見せてもらったあの”地図”あれで辿り着けるのか??
見送った玄関で少し考えて
まだ少しおらふくんの唇の感覚が残る頬を触りながら俺は仕事に戻った
カッチコッチ…
カッチコッチ……
「ん、ん〜〜〜!!…はぁ、ようやく一段落ついたぁーーーーー」
ドズルさんから頼まれた仕事がようやく一段落ついた…
かなり集中していたから肩も首もガチガチだ…
「いたたたたっ……」
グイッと腕を伸ばしてストレッチをしていると
スマホの液晶がパッと明るくなった
その画面にはドズルさんの名前とアイコンが表示されてて
電話が掛かってきていた…
(珍しい…何か急ぎの案件かな??)
「はい、おんりーです」
『あ!!おんりー…ようやく繋がったッ!!!』
「え??」
『さっきから何回か電話掛けてたんだけど…中々繋がらなくて』
「あ、すみません…集中してたから、気づかなかったです」
『あーなるほどねぇ…って!!違う違う、そうじゃなくて…おんりー?!おらふくんから何か連絡って来てない?!』
おらふくんから??
…そう言えば、今何時だ?!
俺は思い出したように部屋に置いてある時計に目を向けた
時刻はもう夕方に差し掛かる時間…
窓の外は日が傾き出していて
かなりの時間が過ぎていることに驚いた
(待って、おらふくんから…連絡……ッーーー来てない)
『おんりー??どう、連絡きてる??』
「…ないーーー」
『ん??』
「…来てない…ですっ」
『やっぱり…そうか』
「何かあったんですか?!おらふくんに!!!」
『…いや、それが…さっき大富豪おじいちゃんから電話が来て』
ーーおらふくんが、まだ屋敷に着いてないって連絡が…ーー
ガンッと何かで頭を殴られたような感覚になった
玄関でおらふくんを見送ったのはもう数時間も前の事…
出た時刻と今の時刻を考えると
さすがにもう着いていてもおかしくない時間なんだ…
それなのに、まだ?着いてない…
ドズルさんと通話を繋いだままメッセージ画面に飛んで
おらふくんへ連絡を入れる
どんな時だって数分もすれば直ぐに既読になるからレスが来るのに
今日に限って…何も無いッ
電話をと思って、会社支給のスマホからおらふくんの個人スマホに連絡するけど聞こえてきたのは機械音声の「お繋ぎできません」の言葉
「ドズルさん…俺どうしたらッーーー」
『とりあえず、おじいちゃんにもう一度連絡入れてみるからッ…おんりーは…ーーー
もしかしたら…おらふくんは……
いや、考えすぎだ…しっかりしろ俺ッ
ドズルさんの話している声
全部は耳に入らなかったけど
俺はひたすらおらふくんにメッセージと着信を入れて
何か…どうにか、返事がないかと
ありとあらゆる手段でおらふくんのスマホにアプローチした
それから数時間…
外は真っ暗な闇に包まれた…
まだ先の方はぼんやり明るいが時期に真っ暗になる…
未だに連絡もないーーーこの状況
俺のことを心配してぼんさんとMENが連絡をくれたけど
その返事もそこそこに俺はただおらふくんのメッセージ画面だけを表示させて連絡を待った…
「おらふくん…ーーーー無事でいて」
ピコンッ!
液晶画面が明るく光る
直ぐに画面を確認するとそこにはずっと待ち続けていた相手からのメッセージ
ーー「無事に着いたよ、また時間できたら連絡するね」ーー
おらふくんからのメッセージに俺は緊張の糸が切れて
思わず目元を手のひらで覆った
「良かった…ーーーーー無事で」
ーーーーーー
そんな、心配を沢山して
今通話をしてる訳なんだけど………
おらふくんから聞こえるのは
『でな!その、オンリーがめちゃくちゃおんりーに似ててな!』
『すっごいかっこいいねん!』
『綺麗な白髪でさ〜』
『料理も美味しくて!!!』
『珈琲もめっちゃ美味しくてね!!』
『あと、めっちゃ優しくてさ!!!』
『瞳は綺麗なルビー色でさぁ〜!!』
俺の知らない
俺と同じ名前の持ち主の
男の話ッーーー
正直聞いてて面白くない!!!
『襟足はおんりーのほうが長いかなぁ〜って思うんやけど』
『あ!背はこっちのオンリーの方が少し高いねん!僕、見上げなあかんからさ!!』
「へ、へ〜〜〜〜…(見上げる…そう、お、俺も見上げて貰えるけど…そう)」
『声もな似てんねん!こう落ち着いた雰囲気というか…ちょっぴり大人な雰囲気っていうんかな??』
「……ほ、ほ〜〜〜(大人ねぇ、大人……)」
『ホンマ、一度会ってみて欲しいなぁ〜!!!すっごい似てるから
こっちのオンリーはおんりーのお兄さんみたいやねん!!』
「…お゛…にいさん…(………ッ)」
コンコンコンッ…
スピーカーで話しているのか
おらふくん側の環境音が俺の耳に届く
『はーい!!』
ちょっと待っててな!おんりー
そう言って、おらふくんの声が遠くに聞こえる
何を話しているのかわからない
けど、どことなく楽しそうな声がちょこちょこ聞こえてきて
(面白くないッーーー)
『あ、おんりーお待たせ!!』
「…おかえり、おらふくん」
『なんかな、今からお茶淹れるけどどう?って言われたから行ってくるな!!』
「え?!」
『また、連絡入れるね!!おんりー!!』
「はっ、ちょっ!!!おらふくん!!!」
…ーーーーーツー、ツー、ツー……
一方的に切られた電話
お茶に誘われた???
は???
誰に??
ーー『オンリーな珈琲も淹れるのうまいねん!』ーー
「オンリー…ってやつか」
………
『あ、おんりー?どうしたの』
「ドズルさん、取り急ぎお願いしたいんですがーーー」
俺はドズルさんに連絡を入れてある人の電話番号を手に入れた
『はい、もしもし、大富豪おじいちゃんです』
「こんにちは、おんりーです」
『あら!おんりーくん、久しぶりだねー元気してた??わし?わしはね超元気でね今もとっても現役でねぇ〜ーーー
「大富豪おじいちゃん」
『ありゃ、話聞いとらんの?…なんじゃい?おんりーくん』
「明日、おらふくんを迎えに行くのでそこの場所教えてもらえますか」
『え?迎え??ええよ別に、わしとオンリーで送り届けるから』
『え、ぇえ……(なんか、怒ってる??おんりーくん』
「じゃぁ、明日迎えに行くんで、おらふくんに伝えといて下さい」
『はーい、わかったよ〜』
ーーー見てやろうじゃん、その、俺にそっくりな
オンリーとやらを……
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コメント
4件

白🍌さんと🐱さんの出会い方そんな経緯があったのか。嫉妬する🍌さん良いですね。
qnちゃん……wめちゃくちゃ嫉妬してますな😏美味しいですわ!memiさんの書くqnor全部好きすぎて爆発します(?)
40
#へたくそだけど許して
シール好き
775
MIYU
1,639