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#アーサー・カークランド
そらしろ
973
さとう
50
寛永18年 1641年
あなたってほんとに表情変えませんよね 私が初めて見るのにこんなにかかるだなんて
今だとこんなにも簡単に見えるのにね
「これは?」
「風説書いうもんや。お宅のお上に頼まれてこっちが作ったもん」
「はぁ、,,,,,開いてみても?」
「えぇ。もうあっちには見せたしな」
「ありがとうございます!,,,,,,,,,,これ何を書いてるんですか?」
「周りの国のことや。こんなにびっちり鎖国しとったら外のことなんも分からんやろ?だけんそのための連絡みたいなもんやおもて」
「すごい、はぁすごいですね」
「,,,,,そんなにか?」
「えぇそうです!蘭さんは外にはいけますけど、私は,,,,,無理ですし」
「俺みたいんに外に出れるやろ」
「へ?」
「別に国自体がどっか行ったからって国は変わらへん。なんか攻撃受けたとしてもそれは自身の問題に成り代わるから子供には影響はない」
「,,,,,確証は?」
「,,,,,41年前の俺」
やっっぱり!って口に出ちゃいましたよね でもこれあなただから通用したことで私には絶対に無理だったんですからね
忘れたとは言わせませんよ
私の布団、剥ぎ取ったこと
まぁなんて白々しい!なんのこっちゃって私の方が言いたい!,,,,,だから尚更あのときの風説書は、嬉しかったんですよ 楽しかったんだから
というかあなたずっとずうっとオランダ館にいましたよね あのときも私、準備までして行ったのに
「ここは楽しくないのはわかります でも少しぐらい外に出てもらっても構わないんですよ」
「,,,,,おう」
「そ、その手に持ってるのは,,,,,!!」
「喜ぶと思って」
「ください!!」
,,,,,チョロって思ったんでしょ その通りでしたけども
「別におっても構わん それが俺の過ごし方やし俺の好きなこと」
「,,,,,私のことは頻繁に外に出さそうとする癖に ずるいお方」
「言うとけ」
「まぁそんな悲しいあなたに今日はお土産を持ってきたんですよ。ほら私この前まで堺に行ってたでしょう?その時に話をつけてきたので ほら」
忘れません あなたあんなに不機嫌な顔をするなんてね
「,,,,,なんです」
「ここまでして分からんか」
「さぁ?畳に押し付けられて両手の制御をされている他、上にのっかられてることで拘束されたということですか?」
「そうや」
「蘭さん」
もっと早く口に出してくれれば良かったのにねそれから何度長崎さんに布団を汚すなと言われたことか でもあの何百年、関係をとやかく言う方が誰もいなかったということが私たちにとっては奇跡だったのかもしれませんね 覚えてますか?ちょうど初夜があったときですね
「他に良い方がいなかったから私だったんですか?」
「,,,,,は?」
「いやぁ思ったより相性が良かったなと思いまして,,,,,それにもう何刻たったのやら 何らかの踏ん切りがないと、ここまでするとは」
「お前本気で言っとんのか?」
「へ?」
ビックリしましたよ さっきやっと終わったと思ったのにまた始まるんですもの
「ちょ、ちょっと!」
「じゃあ考えてみいや 好いとうわけでもちゃうやつと40何年も経ったあとにすると思うか?」
「そりゃ何かのかみ合わせで」
「じゃかぁしいのお前」「!」
「逆に褒めて欲しいぐらいや こんだけ我慢しとった俺を」
「じいちゃん 朝」
「,,,,,あなた嫌いです」
「ほう?楽しんどうたやないかな」
「そういうとこ」
「!,,,,,笑った」
「あ?」
「笑った!あぁ笑った!長崎さーん!ねえねえこっち、こっち,,,,,」
「,,,,,おえ言うたやろ なあじいちゃん、無理はあかんよお年の腰もあるんやから」
「8割は,,,,,あなたのせいですよ」
ほんとにいじらしい人
でもそこが好きです あなたらしくて
私達も良いツーカーと言ったことか、あの200年と少しは私も楽しかったですよ そう
楽しかったんです
あなたも話したくて仕方ないって顔してますねいいですよ交代しましょう
コメント
1件
もうこれ、泣くわ…。鎖国下の長崎、オランダ商館ってだけで胸が熱くなる設定なのに、蘭さんとのやりとりがもう尊すぎて。布団剥ぎ取ったエピソードとか「チョロい」って自覚してるあたり、二人の積み重ねた時間がにじみ出てて好き。「好いとうわけでもちゃうやつと40何年も経ったあとにすると思うか?」の台詞、完全にやられた…。江戸時代を200年共に生きたっていうのが、このほの甘くて切ない空気に全部ハマってるわ。続きどうなるんだろ、気になる!