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遥

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2025年02月22日

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花粉症の薬を飲んで、いつもの通学に使う路線の電車に乗る。


ガタンゴトン…


この景色を見るのは受験とかも合わせてまだ片手で数えられるくらい。


今から3年間、この電車にお世話になる。


学校のときに降りる駅を3駅通り過ぎて2回目の××駅。


電車を降りると、今日は比較的あたたかいようで、周りには半袖を着てる兄ちゃんもいた。


スマホを見ると11:23の文字。

うん。ちょうどいい。



グループチャットを開いて


は【ついたよー、どこにいる?】


人が多くて分かんない。

すぐに1人の既読がついた。


夕【改札前にいる!雪ちゃんたちは29分に着くんだって】


そっか。双子は反対の路線だから時間が違うんだ。

到着時間を知ってるってことは、雪くんと個別で連絡とってるのかな。


ホームの階段を登り改札を出る。


ん〜。


ん〜〜〜。


ん〜〜〜〜〜???


あたりを見回すと、夕海っぽい人がいた。


は【夕海編み込み?してる?】


夕【してる!白のワンピ!】


お、合ってた。


は「夕海!」

夕「はるちゃん!」


白いワンピースに黒いショートブーツを履いてキラキラのメイクをした夕海。髪は下ろして編み込み。器用なんだなぁ。


夕「はるちゃん髪巻いたの?かわいいー!!」


会って早々、褒め合いが始まる。

は「夕海こそ、編み込み似合いすぎ!」


そのリップどこのー?とか、ラメ可愛くない?とか、いかにも女子!って感じの会話を繰り広げる。



会話に夢中になっていると、私と夕海のスマホの通知が同時に鳴った。


蒼【ついたよ〜改札前、いくね】




やっぱり学校外で会うの、なんだか緊張する。


ドキドキ。





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