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羽海汐遠
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#探偵
橘靖竜
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#塩レモン
comi
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一瞬の躊躇の後、一歩を踏み出したレイブに続いてギレスラが、最後尾にテューポーンを頭に乗せたペトラが続く。
直後、心からの声が響き渡る。
『グァ、これは……』
『狭っ!』
「…………ああ、狭いね」
なんと『小人の隠し穴』、そこはとてつもなく狭かった。
まあ、名前から推測出来ない事は無いが……
狭さに拍車を掛けるように入り口の岩壁が再生したようだ。
後ろから岩に押されたペトラが叫ぶ。
『ちょっ、ギレスラお兄ちゃんもう少し前に行ってよ!』
『お、おう! ンガ? 進めないぞ?』
「痛いっ! 痛いってばギレスラっ! 角っ! 角刺さってるってぇっ!」
『悪い悪い、ほれレイブ、これでどうだ?』
「もうっ! 背中の肉が抉れたぞっ! 痛いなぁ! ペトラ、早く治してくれよ」
『狭いのよっ! 暗いしぃっ! ああ、もうっ!』
『ンガっ! 角が天井にっ! は、挟まっちゃったぞ、おい……』
「あー血が止まらない…… 何だよこれ、ローブが血だらけだよ…… ちくしょうっ!」
『見えないし動けないのよぉ~』
『お、押すなよペトラっ! 今押したらポキっといくってっ! お、折れるから押すなって!』
『岩が押すのよぉ、アタシじゃないわよぉ』
「あーズボンまで血だらけだ、どうするんだよ…… 替えとか持って無いのに……」
パニック状態のスリーマンセルにグフトマの声が届く、何故か足元からだ。
「はいはい、今解決するからね、コツンと行くよ、それ」
コツッコツッコツッ
言い終えると同時にスリーマンセルの頭に小さな衝撃が走った。
するとどうやった物か、今まで身動きすら出来なかった空間に余裕が出来たではないか。
「お?」
『広がった、か? おお、角が天井から外れたぞ、良かった♪』
『『回復』、ぶふうぅ~狭かったわね~、って重っ!』
『ギギッ?』
急に広がった空間に安心した一同であったが、思いがけない事が起こってしまったのである。
いつもお気に入りのペトラの頭に乗っていたテューポーンが巨大化してしまったではないか。
大体ペトラの頭と同じ位、言い換えればレイブの上半身、ギレスラの片腕位であろうか?
慌てて頭から飛び立ったテューポーンはギレスラの背中に乗り移り、それを追ってグフトマの声が洞窟内に響く。
「ああ、ごめんごめん、はいバッタもコツンとな、ってね♪」
コツッ
グフトマが背を伸ばしてギレスラの背に乗ったテューポーンを、手にした派手メのハンマー? 小槌で打つと、見る見る間にテューポーンの体は縮んで行き、程無くスリーマンセルに対していつもと同じ感じの比率になったのである。
レイブは驚きつつ言葉にする。
「こ、これはっ! 俺達が小さくなった、のか?」
コメント
1件
あらためてこのエピソード、めっちゃ笑ったわww 「狭い!」「角刺さってる!」「血が止まらない!」って3人で大騒ぎしてるところがもう可愛くて。小人の隠し穴って名前からして予想できたけど、ここまでドタバタになるとは思わなかった。グフトマさんの小槌ポンポンで解決するのも憎いね。テューポーンが急にデカくなってまた縮んで、もう賑やか過ぎて好き🔥