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【11話】放課後の特設闘技場には、緊張感がみなぎっていた。 生徒たちが見守る中、望月くらげと星影海星、そして紫苑がそれぞれの魔力を高めている。
「今回は俺も参加する。くらげは絶対守る」
海星はくらげの手を握り、決意を固めた。
合図とともに、紫苑が銀の竜を召喚。
「《ルナ・ドラゴン》、いけ!」
竜の咆哮が闘技場に響き渡る。
くらげは光の盾を展開し、海星は水の剣を構えた。
「《ルミナス・ガーディアン》」
光と水の防御が竜の火炎を防ぐ。
紫苑は素早く空中へ舞い上がり、月光の刃を複数放つ。
「《ルナ・レイン》!」
くらげは華麗にそれを避けつつ、花びらの嵐で反撃。
「《ミラージュ・ストーム》!」
花びらが光の刃となり、竜と紫苑に襲いかかる。
海星はそれを援護しつつ、くらげに向かって叫ぶ。
「今だ、くらげ!」
二人の連携攻撃で紫苑の防御が崩れ、ついに彼が地面に倒れ込む。
「……やるな、望月くらげ」
紫苑は息を切らしながらも、認めるように微笑んだ。
海星はくらげを強く抱きしめる。
「もう、誰にもお前を傷つけさせない」
くらげは目を輝かせて頷いた。
「うん、海星くんとならどんなことでも乗り越えられる」