第15話の続き。
キス表現はあるけどRはなしです。
「」k先輩
『』m先輩
『k。好き』
意外とポロリと出てきた言葉。
いつもの帰り道。木漏れ日がkの顔を照らしていた。
「、、僕も。一緒にいてくれてありがとう」
『そういう好きじゃない。kのこと恋愛的にみてるの』
その言葉に驚いたのか、kは目を大きく開いた。
「嬉しい。でも、きっとmには僕よりいい人が____」
『kがいいの。kが背負ってるもの全て俺も背負いたいくらいに。kのことが好きなんだよ。真面目なところだって。かわいいところだって。責任感が強かったり、人を頼れない不器用なところも。全て全て、好きなんだよ』
kの言葉を遮り、目を見て答えた。
kよりいい人なんていない。kがいいんだ。
「、、、。こんな僕でも?何もできないよ?親に怒られてばっかだし、ダメなことしかできないの。それでも好きってmは言ってくれるの?」
そんなわけないよね。って諦めたような、悲しげな表情で、kは俺に問いかけた。
『あったりまえ。そんなkが好き。大丈夫。辛くても俺は必ず、kの味方。何があっても。だから付き合ってほしい』
その言葉を発すると、しばらくkからの返事は来なかった。
「こんな僕でもいいなら。こんな僕でも一生愛してくれるんだよね?」
『うん。約束する』
「m。僕を愛して。骨の髄まで愛してほしい。一生隣にいて。味方でいて」
いつの間にかkの目から涙が溢れていた。
悲しげな涙。
優しい涙。
何というか溢れている感じの涙。その涙はkの頬を伝って、顎を通り、地面へと落ちていった。
俺は泣いてるkにハグをした。
『もちろん。骨の髄まで愛して愛して、好きを伝えるよ。何があってもkの隣でいるし、味方でいる。辛かったよね。頑張ったよね。でもこれからは一人で背負わなくていいんだよ。俺も一緒に背負うから。二人で乗り越えていこう』
優しく寄り添うような声で俺はささやいた。
そして、kは先ほどより涙を流して泣いた。
涙が収まり始めた頃。
「惨めな姿見せちゃったかな。ごめn___」
『ちゅ』
kの唇に俺はキスをした。
何で謝るの?kは悪くない。泣いてる姿も可愛かったよ。
「ん、、、。ん」
触れるだけの軽いキス。
初キスはレモンの味というけれど、kの唇からは涙の味しかしなかった。
『謝らないで。kは何も悪くないからさ。kはどんな姿でもかわいいよ』
kの頬に触れながら俺は言う。
「///そう」
『ところで、k。俺さkの親に会ったことないんだよね』
「、、、会いたいの?」
『kを苦しめた親がどんな人か把握しておきたい』
「、、。会わせたくない。mはきっと勘違いするから」
『大丈夫。何があってもkの味方って言ったじゃん。安心して』
「、、。また今度。今日親いないから」
嘘なんだな。
すぐわかった。そんなに俺とkの親を会わせたくないんだろうか。
「ちなみにいつから僕のこと好きなの?」
『好きだって理解したのはほんとに最近。でも多分好きって思い始めてたのは小6だと思う。自覚してないだけで』
「嬉しい。僕のこと愛してね」
『だからそう言ってるのに。不安になっちゃった?』
「口約束って信用あんまなくて」
『、、、ちゅ』
2度目のキス。
今回もまた触れるだけ。今度はもっと深いキスをしたい。
「ん、、」
『ねぇ、これでも信用ない?これだけキスしても』
「、、、」
『だったらこれからたっくさんキスやらして、信用しかないって思わせてあげる』
「約束ね」
『うん、じゃあもっと居たいけどいえこっちだから。またね』
「またね。また明日」
『また明日ー!!』
、、、、、、。
理性を保てた俺を是非是非褒めていただきたいね。
あんなにかわいい顔されてよく俺理性保てたと思うよ。
もうkのことは一生愛すって決めた。何があっても味方だって。
俺が居ないと生きていけないレベルにさせてみたい。俺だけをみてほしい。
ハハっ。俺って独占欲こんなに強かったんだ。
まぁ、kだって俺を必要としてるわけで、どっちも幸せならいいよね。
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