💚「っあ……ふぅん、っ…あっ」
阿部のものを舌先で転がすように舐め、阿部が目を覚ますのを待つ。
酔い潰れた二人のうち、俺は迷わず阿部を選んでタクシーに乗せた。
行き先はラブホテル。
前後不覚に酔っ払って、寝てしまった阿部は、実は俺の恋人だ。 この事実は誰にも言っていない。
酔い潰れたもう一人は、照が介抱してくれるだろう。翔太は照のことが好きなはずだから、きっと今頃この偶然を喜んでいるに違いない。
💚「あれぇ?……りょ…たぁ?」
少し覚醒した阿部が俺の愛撫に気がついた。下着を全て下ろされて、やや勃ち上がりかけたものをこうしてしつこくしゃぶられているというのに、阿部の反応が鈍い。それでも阿部は、気持ちよさそうに腰を動かして、誘うような動きをした。
❤️ 「酒、弱いくせに、飲み過ぎだろ」
軽く、阿部のものを噛む。
痛みで、阿部がやっと少し気がついた。怯えたようにお願いされる。
💚「痛くしないで…涼太」
❤️「どうしようかな。俺、もう挿れたいし」
阿部の手を掴んで、俺のものを触らせる。酔った阿部が可愛くて、すっかり興奮して、そこは痛いほどに勃ち上がっていた。
💚「解して…」
このまま強引に、とも思ったけど、潤んだ目で痛くないようお願いする阿部がもっと可愛かったので、アメニティの乳液を大量に開けて、阿部の後ろに塗り込んだ。
一本、二本と指の本数を増やし、丁寧に解していく。阿部の尻が何度も快感でビクビクする姿に、煽られるような悦びを感じた。
❤️「えっろ……」
💚「はぁ、はぁ、はぁ」
うつ伏せの阿部が、顔だけを横に逃して、短く息を繰り返す。ふと見ると、シーツに自分の敏感な部分を擦り付けているのに気がついた。阿部は快感に貪欲で、いつも攻めるのは俺だけど、俺を置いてけぼりにして快楽に身を任せているのをよく見かける。
普段の清純そうなキャラからの変貌は、俺しか知らないちょっとした見物だ。
❤️「また、一人でやってんじゃん」
💚「だっ……てっ。きもち…いいからぁ」
阿部は俺に指摘されても、腰を擦り付けるのをやめない。さらに手を前に持っていこうとしたので、俺はそうはさせまいと手首を掴んで阻止した。
💚「あん。いじわる」
❤️「先に出したら、楽しみが半減する」
後ろが十分解れたところで、俺のものを奥までいきなり押し込んだ。
💚「きゃっ…」
可愛い声が出た。
阿部の中を攻め立てる。よがるところを中心に。阿部が伸ばしていた足を曲げ、膝をついて腰を突き上げた。俺が動きやすいように、つまり、自分がもっと感じやすいように。
❤️「さっき…までっ。寝て…たくせにっ」
阿部の中が気持ちいいので、俺もイクのを我慢しながら腰を振っている。阿部がイキそう、と呟いた。併せて腰の速度を上げた。
二人同時に、果てた。
阿部は酒が効いてるのか、元気になったのはさっきの一度きりでそれ以上はもう勃たず、俺の二度目は阿部の口の中だった。
スッキリした後、阿部と深い口付けを交わし、ようやく離れ、並んで横になる。
❤️「眠い?」
💚「うん、ちょっと…」
言いながらうつらうつらしている阿部の髪を撫でながら、飲み会での話を思い出した。
10代の頃から今まで、色々なことがあったけど、まさか将来、阿部と自分がこんなふうになっているなんて想像もつかなかった。
俺たちは一時期は本当に険悪で、目も合わせず、口も聞かなかった。
しかし、阿部はいつのまにか俺にとって一番身近で大切な人になっている。翔太にしたって、照と初めの頃は全然仲良くなかったと記憶している。
二人とも大人になり、それぞれいいなと思う人ができて、それがたまたまメンバーだったという。
これもある種、奇跡だろう。
阿部の寝顔を見ながら、俺はぼんやりとそんなことを考えていた。
おわり。
コメント
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だてあべだぁ!❤️💚 だてあべ読んだのはまきぴよちゃんが書いた話が初めてなんだけど結構好きかも♡
クッソみたいな、ただやらせたかっただけのお話です(笑)深い意味はありません。やっぱり舘様はしょぴ💙の方が美談にはなるよねーって思った。 でも、だてあべコンビ好きよ❤️💚また懲りずに挑戦していきたい。