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大吾×片村○○
“ドジな子やな”初め見た時、そう思った。
だって初対面の時、自分の足に躓き転けそうになってたもん。まあ、予想通りというか、ドジな子やった。でも、運動神経はいい方らしくて。この前とか、、
「わっ!」
大「あ、危な、」
「セーフ!」
「あれ!西畑さん!見られてました、?」
大「まぁ、、」
「すみません、お見苦しい所を。。」
また自分の足に躓いて前に転びそうになってたところ、両手を着いて、倒立してた。
でも、仕事には熱心で、細かいところまで気付いて心優しい彼女にいつしか惹かれていった。
「お疲れ様です!」
大「お疲れ様です!え、大丈夫ですか?」
「はい!」
大「え、でも足元見えてないですよね」
「大丈夫ですよ、これくらいの箱2つ運ぶくらい、、」
大「あっ、段差ありま」
「うわっ!」
大「危ない!」
「すみません、ありがとうございます、」
大「いえ。気を付けてくださいよ??」
早「おーい、早くしてー?」
「早見先輩!すみません、ではまた後ほど!」
大「あ、はい。」
咄嗟に抱き寄せてしまった。。めっちゃ良い匂いした、、え、顔赤くなってなかったかな、大丈夫、??
「道枝さん、このタオル使ってください」
道「あ、ありがとうございます」
長「あれ、、」
「あ、長尾さんの水分ならあの机に置かれてありましたよ」
長「あ、そうや。置きっぱにしてたわ、ありがとうございます!」
高「すみません、これ。」
恭平が渡してるのは、収録中何故か転がってきた○○さんの付けてた鞄のボタン。
「あ、ありがとうございます!すみません、、カメラ写ってないかな、、」
和「んー、大丈夫やろ!」
「だといいんだけど。。」
あ、そうそう、はっすんの幼なじみらしくて。物心ついた時からずっと一緒だったらしい。
「あ、もう1個あった、わっ!」
大「危な、!」
和「ん。」
「ありがと和く、、大橋さんアリガトウゴザイマス!」
和「カタコトwwアリガトウゴザイマスw」
「もう!真似せんといて!」
長「あれ、○○さん関西弁やん」
「…大橋さんに移されました」
丈「分かる、こいつの関西弁移るよな」
和「で??大ちゃんはいつから○○が好きなん!」
大「んぐ!!ゴホッゴホッ」
突然そんなことを聞かれてむせてしまったわ。え、気付いてたん、、
和「やっぱそうなんや。」
大「初めて会った時から目で追うようになって、、好きになったのは、、いつか分からん」
和「あー、初対面印象強かったもんなぁ」
大「ていうか○○さん、自分の足によく躓くよな」
和「あー、そうなんよ。あれずっと。」
大「そうなんや。」
和「それで??どんな感じなん!」
大「いや、何ともないけど」
和「はい!?何ともない!?」
大「うん」
和「よし!ここはリーダーが一肌脱いだるわ!!」
次の撮影日。はっすんと少し早めに現場入り。まだ準備が終わってなくてスタッフさん達が急いで準備して下さっていた。
和「こういうの見ると頑張ろって思わん?」
大「分かる。頑張ってくれてるんやからうちらも頑張らなって思うわ。」
和「あ、○○や。頑張ってんな」
目を向けると、小走りで準備してる○○さん。片手にはカンペ用のペンとスケッチブック。
「わっ!」
大「あっ!!」
片手塞がってんのに、!
って思ったけど、いつかと同じように倒立してそのまま足を向こう側にして着地。簡単に言えば、立って前転するみたいな。
和「こら片村!!何回言ったら分かるんや!」
「すみません!でも下にズボン履いてます!!」
「え?」
大「え?」
「ちょ、和くん!!恥ずかし!!」
和「大丈夫大丈夫、誰もおらんしw」
「西畑さん居らっしゃるでしょ!」
和「ほら、はよ行かんと。」
「もー!!」
大「あの?はっすん?」
和「あ、ごめんごめんw」
和「さっきの、周りに人いたら危ないやろ?それにスカートだったら下見えるやん?やから学校でいつも怒られてたんよ。」
大「なるほどねw」
大「でも片手で出来るんやな、両手でも凄いのに、」
和「そうなんよな。あの運動神経、何でドジの部分補えんのやろ。」
大「確かに、w」
それから、撮影前、少し早く現場入りするのが日課になり、○○さんと仲良くなれた。ほんまはっすんには感謝やわ。
でも、ある日。
大「危な、!」
下にあったテープに気づかず、体制が崩れた○○さん。いつものようにするんだろうなと思っていたら、クルッと背中を向け、受身を取った。
大「○○さん!!」
和「○○!!?どした?」
「いつものドジだよ、ごめんなさい、気を付けるね」
和「○○、コンタクトしてきた?」
「え?あ、、うん、した、」
和「じゃあ服に何個セロハンテープ着いてるでしょーか!」
突然始まるクイズ。はっすんの服にはセロハンテープなんて付いてないのに。
「え?付いてないはずなのに何で付いてるの?」
和「はい、○○ちゃん嘘つきました〜。コンタクトしてないね?」
「何で、」
和「だって見えてたら“0個”って答えてるはずやで。付いてないからな。そもそも、“何個?”って聞いてんのに“何で付いてるの”って個数言うのを避けたのもバレてるからね?」
「はー、、うん、そうだよ、コンタクトしてない。」
和「メガネは。」
「メガネは、、忘れた。家に。」
和「ふーん。」
突然立ってドアに向かって声を張る。
和「なー!そこのスタッフさーん。大ちゃんのファンか何か知らんけど、○○虐めるのは違うやろー??メガネ、返してあげてなー??」
大「え、」
和「さっきチラッと見えた。○○のメガネ持ってんのも。あと、あのスタッフさんたち、大ちゃんファンらしいから、○○に嫉妬したんかなって。あと、○○が前に受身とった時思い出したからそうかなって。」
大「はっすんのファン?」
和「うん、そうやな、暴走しちゃって○○に迷惑かけたとき。」
和「で?いつから?」
「…前回の収録終わってから呼び出されて、、2、3回?」
和「毎日な。」
「え」
和「嘘つく時の癖。人差し指をほっぺに当てて考えてる。幼なじみナメんな」
「はぁい、」
和「出過ぎたな。あとは大ちゃんよろしく。」
大「え」
よろしくって言われても。
大「あの、これからは、、受身取らんでもええように、隣りで支えててもええかな」
「え、走り回りますけど大丈夫ですか?」
大「違うくて!恋人として!隣りに居させてくれへん?」
「ふふっ。嬉しい。」
大「ほんま!?」
「はい。あ、でも大丈夫ですよ、受身は取らないと思います。よく見えない状態で倒立は危ないと判断しただけなので。」
大「なるほど、」
「でも、これからよろしくお願いしますね、大吾くん、?」
大「もちろん。」
これからも目が離せないな_