テラーノベル
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その時、私の仕事用携帯の電話が鳴った。知らない番号だ。
しかし、何かしらの外部の店舗からかもしれないので、私は電話に出る事にした。
「はい、ヘブンリーフェザー・コンシェルジュの琴宮です。」
「あぁ、天羽だ。
1分以内に来い。
それと、この番号は登録しておけ。」
天羽オーナーはそう言って電話を一方的に切った。
どうして、私の携帯の電話番号を…!?
「あ、センパァイ!
天羽様が琴宮さんの仕事用の携帯番号教えてって言うから、教えときましたよー!」
ありがとう、来栖、親切ね(怒
「そ、そう。」
私はそれだけ言い、オープンロイヤルスイート専用のエレベーターに駆け込んだ。
エレベーターの中で『ド変態天羽』と、登録した。
オープンロイヤルスイートに入ると、彼は白のワイシャツに薄い黒のデニムジーンズを履いていた。
ホッ…
服着てる…
何となく安心する私。
「琴宮、ホテル内デートしようぜ。」
天羽オーナーは言った。
「ホテル内デート?」
よく分からない言葉だが、私は一歩下がる。
「お堅いねぇ。
ホテル内の施設を案内してって言ってんの。
コンシェルジュの大事な仕事の1つだろ?」
「あぁ、そう言う意味ですか…」
「他にどんな意味があるんだ?」
ニヤリと笑う天羽オーナーに危険を感じ、さらに二歩下がった。
「ですが…」
「ですが?」
「天羽オーナーはこのホテルのオーナーな訳で…
ホテル内の施設などご存知のはずでは?」
私は言う。
「俺が何百のホテルを手がけていると思う?
このホテルの施設なんて、何にも知らねーよ。」
天羽オーナーは手に持っていたりんごを齧って言った。
「分かりました、それでは御案内致します。」
この部屋で変な事をされるよりはよっぽど良い、そう思った。
「では、まず、1階に下りましょう。」
「おっけー。」
専用のエレベーターで1階まで降りる。
「まず、1階のメインストリートの反対側のテラスにあるのが、プールです。
ホットドッグやフライドポテト、かき氷、など、軽食の出店もあります。」
私は説明する。
「へー。
まぁ、オープンロイヤルにはプライベートプールあるしね。」
天羽オーナー。
もっともだ。
「では、次の施設をご案内します。」
そして、温泉、サウナ、セレクトショップ、エステサロン、ジム、レストランなどなど、ホテル・ヘブンリーフェザーにある施設をすべて紹介し終わった。
帰りの専用エレベーターで。
「サンキューな、琴宮。
為になったよ。」
「いえ、どういたしまして。
仕事ですから、ご遠慮なく。」
私は一礼して言った。
「んー…」
天羽オーナー。
「?
どうかされました?」
「制服に糸くず付いてるよ?」
「えっ、どこですか!?」
すると、天羽オーナーは私を壁際に押し倒した。
「ここ♡」
天羽オーナーの右手は確かに私の胸を揉んでいる。
「や、や、やめてください!!!」
「減るもんじゃあるまいし。」
「いやっ!」
私は天羽オーナーの股間を蹴り上げ、エレベーターの緊急停止ボタンを押し、エレベーターから脱出した。
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