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教室に戻ると私の可愛いペット最古の竜が特大の首輪を着け外でちょこんと座っていた

リオ)……お前可愛いな

先生)お前が躾ないせいでオーター様をわざわざ呼んで躾て貰ったんだよ!

リオ)はぁ!?アイツ私のペットを殴ったん!?あいつ1回しばく…

先生)あ”!おいこら待て!大人しく座ってろ!

リオ)あ”ぁ!?触んな!

バシッ

腕を掴んできた先生の腕を振り払い杖をパッと出し杖を先生の目の前に向ける

リオ)悪ぃけど今まで以上に悪態ついてやりましょーか?

睨み付け「チッ」と誰でも聞こえるように舌打ちをすると「お前…また暴れてんのか」とレインの声が聞こえた

リオ)てめぇ…

振り向きもう一方の手に杖を持ちレインに突き付ける

レイン)お前、俺に手を出して退学食らってもいいのか?

リオ)いーぜ別に!退学食らっても死ぬのは人間誰しも一緒だからな!

杖の先端に魔力を込めギャーギャー騒いでいるとレインに杖をへし折られ「いい加減にしろよ、アマ」と強く言われた

リオ)っ……

レイン)お前はどこまで暴れりゃいいんだ、なぁ

リオ)お前にカンケーねぇだろ、お前はただの偉い人だ……ただの凡人なんかに構ってる暇なんざねぇだろ

折られた杖を魔法で元に戻し「ただの人間に構ってお前は何が楽しい、【優等生】」と冷たく言い放ちレインを教室から追い出した

リオ)はぁ……はぁ……はぁ…はぁ……はぁ……

そして……私は逃げた、現実から…クラスメイトの冷たい目線から……逃げた、何もかも…全てから…逃げた……ただ、ただ…逃げた、逃げた……逃げ続けた…

リオ)(逃げなきゃ…見ないようにしなきゃやってらんねぇよ…クソが……)
















人気のない廊下

リオ)はぁ…はぁ…はぁ…

優等生……私の嫌いな単語…

神学者は優等生の集いだ…私の嫌いな奴ら……










私の家族は優等生ばかりだ…

私の両親は優等生を育てるのが趣味だ

娘の私だってそう思ってたし…私のお兄ちゃんやお姉ちゃん、弟に妹も……

私のお兄ちゃん達は両親の趣味を押し付けられ無理やり優等生に育てられた

私はそれが嫌で…両親の敷いたレールが嫌で反抗しまくった

そのお陰で私は【優等生】が嫌いだ

反抗したせいで【お仕置】をされた

ナイフで何回も切り傷を付けられた…根性焼きもされた…鞭で叩かれた……飯も何回も抜かれた…他にも……された

ここで言ったら色々引っかかりそうなぐらい…

お兄ちゃん達は…私のことを心配してくれた、そして…その度に出る言葉は「お前はこうならないでくれ…」「お姉ちゃんはお姉ちゃんの道を歩いて」と言われた

私はその言葉を信じて私は…抗った……私がここに入ったのは無能な私があいつらより上に立って顎で使う為だ

【優等生】なんて…大っ嫌いだ……











リオ)……(アイツら神学者も奴らも顎で使ってやる…私のことを見下しやがって…)

恨みを再度味わい私はただ…魔法を極めた

そんじょそこらの魔法使いとは別格の強さを持った…でも、虚しさは増した…

真面目にあいつら両親の言うことを聞いていれば……愛されていたのか…と、思うと…虚しさが増した

反抗した過去の私を恨んだ…「死んでしまえ」とも思った

でも、過去は過去だ……いくら憎んだって変わりない




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不良生徒は愛に飢えてる(マッシュル)

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