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しばらく後――
森の奥に、先ほどの巫女と老人がいた。
「けっこう奥まで行くのですね……、きゃっ」
巫女が持っていた薙刀が木にぶつかった。それは、猿が妖怪化していたときのために用意しておいた、清められた物理攻撃用の武器だった。しかし、こう木々が多くては、まともに振り回せないのでは、と巫女は内心危惧していた。
「巫女さま、大丈夫ですか? 目的の場所はもうすぐです」
「あっ、はい」
巫女は老人の後に続いて森を歩いていった。
やがて二人は目的の場所にたどり着いた。そこだけはどういうわけか木が生えておらず、広場のようになっていた。
「ここが……」
突然、ガサガサと音がした。巫女が薙刀を構えると、数匹の猿が木の影から顔を出していた。
「これは、霊、ではない。実態をもった猿ですね。……でも、普通の猿ではないようです」
村人の言った猿の霊が、本物の猿に憑りついたのだろうか? 数が増えないうちに対処しないと……。そう考える巫女に対して、猿たちが襲いかかってきた!
「やあっ!」
巫女は素早く薙刀を振り回すと、猿たちを吹き飛ばした。
だが、一体の猿が巫女の一撃をかいくぐり、巫女に飛びかかった!
「きゃあっ!!」
巫女は悲鳴を上げて地面に倒れた。そこへ数匹の猿が飛びかかり、たちまち彼女を組み敷いてしまった。いつの間にか、最初に姿を見せた以上の猿が集まっていたようだった。
「こ、こんなに数がいるなんて……」
巫女は必死に手足をばたつかせるが、猿の力は強く、抵抗にならないようだった。するとそのうちの一匹が器用に服を破り取り、彼女の胸元を露わした。そして、そのたわわな胸を揉み始めた。
「あ……ああ……」
巫女は弱々しくもがいたが、どうにもなるものではなかった。さらにもう一匹の猿が下の方に手を入れ、彼女の下着を引き裂いた。そして露わとなった彼女の秘密の部分に顔をうずめた。
「や……やめて……」
巫女は必死に身をよじるが、それがかえって猿たちを喜ばせたようだった。
「あ……ああ……」
巫女の目から涙がこぼれ落ちた。しかし、猿たちはそんなことにはおかまいなしに、彼女の体を撫でまわし続けた。やがて一匹が彼女の両足を抱え上げるようにして大きく開かせると、そこに自分のそれを押し当てた!
「い、いやっ!」
巫女は恐怖に顔を引きつらせた。そして必死に抵抗したが、数匹の猿に体を押さえつけられてしまい、それもままならなかった。
「や……やめて……」
巫女の懇願もむなしく、ついに猿のそれが巫女の中に侵入してきた。
「い……痛いっ! や、やめて……」
巫女が泣き叫ぶと、猿たちは彼女の体を持ち上げ、四つん這いにさせた。そこに別の一匹の猿がやってきて、彼女のもう一つの穴にそれを押し当ててきた。
「ま……まさか……いや……」
巫女は顔を引きつらせながら首を振った。だが、その願いもむなしく、二匹目の猿が彼女の後の穴の中へ押し入ってきた。
「あ……ああ……あああ……」
二匹の猿の動きにあわせ、巫女の体が前後に揺られた。やがて三匹目も現れ、巫女のクリ・リスをいじり、四匹がかりで彼女を凌辱し続けた。そして……。
「あ! ああ~!!」
巫女は体をのけぞらせると、盛大に潮を吹いた。それでもなお猿たちは止まることはなかった。その後数十分にわたって、巫女は代わる代わる犯され続けたのだった……。
「う……うう……」
しばらくしてからようやく解放された巫女は、その場にぐったりと倒れ伏した。しかし、その周りに他の猿たちも集まり始め……。その数はちょっとやそっとの期間で出来あがったものとも思えない。巫女は、自分が村人に騙されていたことに気づいた。が、もう後の祭りだった。新たに集まって来た猿たちは、巫女の体をまさぐり始めた。
「や、やめて……」
弱々しい声で巫女はそう訴えたが、猿たちはお構いなしに彼女を嬲り続けた。そして……。
「あ! ああ~!!」
もう何度目か分からない絶頂を巫女は迎えたのだった……。
こうして、猿神村では、新しいイケニエを騙して遠方から連れてくる、という伝統が生まれた。それは時代と共に形を変え、現代まで引き継がれているのである……。(終り)