颯ちゃんが勘違いを装っていることにさえ気づくことなく、湯船に押しやられる。
お湯に浸かるまでにすでに体が熱いんだけど、颯ちゃんが洗い場の中央にあまりにも堂々と仁王立ちで体を洗い始めたので、仕方なくお湯を見つめる。
「ん、リョウ」
私の肩がトントンとされたので湯船を交代しようとすると
「なんで出る?一緒に決まってる」
気がつけば、そう言った彼の脚に挟まれ後ろから囲い込まれるように座っていた。
「もう…熱い……」
「肩まで浸からなくても半身浴くらいでいいんじゃないか?」
「颯ちゃんの脚…窮屈でしょ?」
「リョウに触れてることだけ感じてる」
どうしてもこの態勢でお湯に浸かりたいらしい颯ちゃんの手が、私のお腹辺りをさまよい始めた。そして後ろから耳を甘噛みした彼は
「リョウ…抱かせて…ベッドに行くから」
ストレートな言葉で私の鼓膜と心を震わせる。
そして……二度目の今夜は初めての時と全然違う感覚に戸惑った。
「な…っ…なんかヘン…ン……」
大きな水音を隠すように言葉を発すると、颯ちゃんはびっしょり濡れているであろう指を抜き…ジュル…っ…ぃやぁあ…んん…嘘でしょ?
何飲んでるの……?
彼は止まることなく、もう一度ジュルッ………と音をたてたあと、指を抜いた箇所へ舌を差し込んだ…っぅん…っ…ン……細かく舌を動かしながら鼻先を私へと押しつけてくる。
その押しつけられる箇所からも何か沸き上がるようで下腹部が熱くなる…っ…んん……
「そぅ…んん…っ…ちゃんっ…ぁああぅんん…っン………」
何……?
勝手に下腹がびくびく動き、足はつりそうにピンと伸びる……ヤダ…何?
「上手にイケたな、リョウ」
「…ぅ…っ…そこ…ン………話さないで…」
「わかった」
そう言って黙った颯ちゃんは、舌を伸ばして顔を……先ほどまでより上下させ始める…ぃやんぅ…んん…ふぅ…ぅん…はぁぁぁ…ぅ…すぐにまた下腹が疼きお尻をぎゅう……っと締めながら声を止めることが出来なかった。
「リョウ…気持ちいいんだな…俺も」
颯ちゃんは私の下腹から順に唇を這わせながら上がってくる。
その感触に、私はまた身を捩った…ぅん…っ…ン……
颯ちゃんが前回と違うことをしているのか。
それとも、同じようにしているのに私の感じ方が違うのか。
前には気づくことのなかった熱く硬いモノの感触を脚に感じる。
押しつけられているようだが、私にはどうすべきなのかわからない。
しばらくすると颯ちゃんは、いとも簡単に私を裏返した。
そしてうつ伏せの私の背中をツーッ…背骨に添って指を繰り返し這わせたあと、唇を這わせ始めた…ふぅ…っ…初めての感覚に短く息を吐くと、チクッ…とした小さな痛みを左肩甲骨の内側、心臓の辺りに感じる。
彼の手と唇が背中とお尻を隈無く愛撫したあと…くちゅ…ぃぁあぁ…っんん…自分でも濡れているのがわかるソコへ指が差し込まれた…ぅん…後ろからというのは、また感じ方が違うようだ…
……ン………はぁ…ぁ…っ…どうしよう…ヘン…仰向けで脚を開くのが正解と教えてもらったから、こっち向いてても同じだよね?
そっと脚を開くけど……うつ伏せでの開脚は難しい。
「リョウ、いい子…合ってる…うつ伏せの時はシーツに膝ついて広げるのが正解」
なるほど…どちらにしても颯ちゃんと繋がる部分を、颯ちゃんによくわかるように見せておくのが正解なんだね。
颯ちゃんは、優しい先生だ。
私は肩幅より膝を広く広げてつくと、颯ちゃんによくわかるようにお尻を上げた。
「リョウ…才能あるな…正解。それにすげぇ……綺麗だ」
彼は私の弓なりの背中からお尻を撫でたあと、よく見えるはずのソコへ吸い付いた…ぁ…ぁあ…はぁ…んん…っくっ…ン……
コメント
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自分の気持ちと颯ちゃんの気持ちを素直に自分なりに受け入れ、颯ちゃん色に染まっていくリョウちゃん💖