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水泡の兎番娘　。

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水泡の兎番娘　。

第2話 - 壱

182

2025年03月19日

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#みこと

#BL

#ご本人様には関係❌

神髄玩恋🩵🍸

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御本人様方とは御関係御座いません　。

黄 × 桃　注意　、

ミステリ − 、ホラ − 要素有

＿＿＿＿

黄　視点　、

今日初めて妻に逢う　。

俺達は結婚する時も　、

逢ったことはなかった　。

桃　『　誰ですか　。　』

黄　『　らんらんのお婿さん　。（　笑　』

桃　『　そうですか　。　』

湯帷子が水に濡れ　、

白く少し赤みがかった肌が透けて見えた　。

下駄を履いたまま彼に近付いた　。

桃　『　初めまして　、　』

桃　『　大嫌いな婿殿　。（　微笑　』

初対面でそんなことを告げた

彼のことが既に好きになった　。

しゃがんで濡れた彼を優しく抱き締めた　。

桃　『　濡れてしまいますよ　。　』

黄　『　いいよ　、別に　。　』

水で濡れて乱れた彼の髪に触れた　。

少々まだ暖かかった　。

黄　『　じゃあ俺さ　、　』

黄　『　殺したいぐらい愛してええ　？　』

黄　『　らんらんのこと　、　』

桃　『　… 、勝手にして下さい　。　』

らんらんは俺に背を向けて　、

また水を浴びた　。

黄　『　らんらんは水好き　？　』

桃　『　いえ　、すぐに風邪を引くので　』

黄　『　じゃあなんで　？　』

桃　『　汚らしい外気から守ることは　』

桃　『　悪いことなのですか　？　』

黄　『　うんん　、　』

黄　『　らんらんがそれでええなら　』

黄　『　俺はそれでええわ　。　』

桃　『　… そうですか　。　』

微かな血の匂いがした　。

それはらんらんのものだった　。

黄　『　なぁらんらん　。　』

桃　『　はい　、　』

黄　『　俺のこと嫌いでいてな　？　』

黄　『　ずっと　、　』

桃　『　勿論　。　』

桃　『　俺は貴方のことが嫌いです　。　』

桃　『　ずっと　、　』

水の泡のように　、すぐ潰れる姿　。

黄　「　かわぃ　。　」

＿＿＿＿

hint 、「　焼　」

＿＿＿＿