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バァン
(っ!…あれ?痛くない。)
陰キャが目を開くとそこには血まみれの陽キャが倒れていた。
「陽ちゃん!!」
陰キャは泣きながら陽キャに近づいた。
「ごめん…。私をかばってくれたんだね…。」
そう言うと陽キャが声を出した。
「私もごめん…。陰ちゃんの靴隠したの私なの…。 」
「え?」
「私のことを頼ってほしくてやったの…。」
「知ってるよ…。」
「!?」
「そう思っていたことも知ってた。だからうれしくて陽ちゃんに私が知ってたこと言わなかったの。」
陽キャはほっとしたような顔をした。
「なぁーーんだ。そうなんだ。よかった。これで安心して死ねる。」
「…。」
「そんな悲しい顔しないで。またいつか来世で会おう。」
「うん…。」
そう言って陽キャは消えていった。