テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
※ご本人様には全く関係ありません。
※フィクション。
BL 🔞 オメガバース
が含まれる作品となります。
Ω α
🐝🤣 👻🔪
「」 『』
[ ] 心情
上記内容にご理解のある方のみお進み下さい。
・・・
緋八side
山で山菜を収穫していた。
すると、1匹の白狼が現れた。
【 森の奥深くでは獣が出るから子供は一人で行くな 】
俺の住んでいる村の大人はみんな、俺が山に行こうとする度にその言葉を呪文のように言っていた。
俺には親はいないが、そうやって村の大人は過保護な程に、みんな大切に可愛がってくれる。
[ あー、ホンマにおるんや ]
一切恐怖心は湧かなかった。
その白狼は随分酷い怪我を負っていた。
「 お前、怪我してるやん 」
「 俺ん家来たらええよ 」
その白狼は賢いみたいで人間の言葉を理解していた。
そのまま家に案内すると後ろからのそのそと着いてきた。
・・・
その白狼は初め、家に入るのに警戒していた。
「 俺しかおらんから大丈夫やで 」
「 手当したら帰ってもええからさ 」
椅子に座りそう手を差し伸べると、
その手に釣られるように寄ってきてくれた。
・・・
「 はい、もう終わり」
「 ん?、寝てるやんか 」
「 笑 、まぁ長居したってええよ 」
俺の住んでいる街は昔王国だった。
だが、戦争で負け、王も居なくなったその王国には誰も住まなくなったらしい。
街には元々はあっただろう塀などは無く、森と接している。
俺の家は何故か特別に塀があり家も無傷だったそうだ。昔からそれが不思議でたまらない。
この街はとても快適で生きやすい。
どこの家も豪華で昔はさぞ栄えていたのだろうと感じられる。
街の人達はみんな愉快で
幸せそうで
優しくて
まだ子供の俺たちに世話を焼いてくれる。
だが、この街にいる人達はみんなΩで王国から追い出された人達が集まっている。他にもこの様な地域はあるしいが俺はたまたま物心が着いた頃からこの街にいるから詳しいことはよく分からない。
Ωしかいないからこそ性的面ではトラブルもなく安全なのだ。
まず俺は性のことをよく知らない。
・・・
取ってきた山菜を洗い保管庫に入れ、
入浴も晩御飯も全て終わらせ寝ることにした。
・・・
朝
「 白狼、おはよ 」
「 もう大丈⋯夫、」
[ んー、誰?]
[ え、ほんまにどなた!?]
『 ん?あぁ、昨日はありがとうな 』
「 え!お前昨日の白狼なん!?」
『 え、まぁうん 』
『 俺、人間になれんの 』 ドヤ
と立派なドヤ顔を晒してきた。
「 耳もしっぽも隠しきれてないけどな 」 笑
『 っるせぇ!』
『 しょうがないだろ。これ消えねぇもん 』
「 へー完全には人間になれんのやな 」
「 ⋯ 」触
『 っ!』ビクっ
『 お前無言で触んな!!気持ち悪ぃ!』
これは本物なのかと興味が湧きついついしっぽを触ってしまった。
「 あ、ごめん 」
「 てか!名前は?」
『 小柳ロウ 』
『 お前は?』
『 緋八マナ!』
『 ロウ!よろしくな!』
「 ん、 」
「 よろしく 」
・・・
「 あーそうや 」
「 昨日なんであんな傷だらけやったん?」
『 拠点とかねぇからさ 』
『 どっか住まわせてくれる人間に会う為に旅して回っててその途中で狼の群れにやられた 』
「 そっか 」
「 じゃあ俺んとこ居ればええよ 」
『 ありがと 』
そう言うとロウは下を向き、うっすら笑顔になった。
「 あ!そうや!!」
「 ロウごめんっ!木狩るの手伝ってくれん?」
『 ん、いいよ 』
「 ありがとう!ロウは優しいんやな 」
『 別にそんなことねぇよ 』
『 ただこれから世話になるからってだけだよ 』
「 笑 」
[ なんや、やっぱり獣は怖いやつばっかやないやん ]
『 っ何笑ってんだよ!』
「 んー?なんでもない 」笑
「 これからロウと暮らすん楽しみでさ 」
『 なんでもないってサラッと嘘つくなバカ 』
[ 誰かと一緒におるってこんなに楽しいんやな ]
・・・
ドスッ
「 はぁ、なんかいつも以上に疲れるわー 」
『 体調悪じゃねぇの?』
『 俺今日の分やっといてやるから家戻れよ 』
『 すぐ終わらせて帰る 』
「 ほんまにありがとうな 」
「 頼むわ 」
[ あー、ほんまに体調悪いかもなこれ ]
[ ここ、まぁまぁ森深いとこまで来ちゃってるんよな ]
[ ロウに感謝してはよ帰ろ ]
・・・
ドクンッ
「 はっ、はぁはぁ 」
[ なに、これ ]
昔こんなことがあった気がする。
【 獣はみんなαだ 】
【何かあるかも知らんぞ。気おつけろ】
[ ? ]
[ 誰が言ってたっけ ]
[ そんなん関係ないか⋯ ]
[ そんなことよりはよ家に ]
・・・
意識が朦朧としながらもやっとのことで家に辿り着いた、そう思ったのが最後に意識が飛んだ。
・・・
小柳side
『 帰ったぞー 』
『 マナ大丈夫か、』
[ っフェロモン、!]
ふとマナを見ると玄関にマナが倒れていて
マナは顔が赤く火照っていて息が荒かった。
[ 発情期かよめんどくせぇ ]
咄嗟に、吸わないよう袖で抑えた。
Ωのフェロモンにあたれば、理性が保てるαはいない。
『 おいマナ!しっかりしろ 』
「 ⋯ ロゥ ?」
[ 流石にしっかりしろってのも無理があるか ]
そんなことを思いつつも抑制薬の場所だけでも教えて貰うと聞いてみた。
「 そんな、ないっ⋯ よ 」
[ は?]
この街の人間は発情期という言うことをしらないのだろうか。
『 店には売ってねぇの?』
「 やか、らっ!」
「 そんなん⋯ ない 」
[ は、嘘だろ ]
変わった街だ
どうにもならないと思いとりあえずベッドに寝かした。
「 、ろう 」
『 ん?』
「 身体、あつい /// 」
「 パンツ濡れてて気持ち悪いし、なんかムズムズする⋯ 」
「 鬱陶し、からっ/// なんとかしてゃ 」
[ あ?ヤれってか?]
・・・
緋八side
『 お前のために理性保ってやってたんだそ 』
そう言いロウは『 はぁ 』とため息をついた。
「 ? 」
・・・
「 ッふ⋯/// ぅ、ン⋯く♡ 」
「 ッ、ぅ゙⋯く///♡ 」
「 ひ、ぃ゙ッ⋯♡ま゙、っ⋯て/// 」
「 だぇ゙、も゙ッ⋯ぉ///♡ 」
「 イ゙、っ⋯/// ぁ゙、あッ⋯〜♡ 」
・・・
[ ⋯ おさまった ]
[ へ、]
[ あっさり過ぎん?]
「 な、なぁ⋯ 」
『 ん?』
「 こういう、もんなん?」
動揺して咄嗟に主語もない質問をしてしまった。
『 何がだよ 』笑
『 大丈夫か?疲れたなら寝ろよ 』
「 ぁう、うん 」
「 さっきの気持ちいのするとあんな酷かったのにすごい楽になるんやなって 」
『 まぁな 』
『 さっきのしんどかったのを発情期って言うんだぞ 』
『 本当だったら抑制剤ってのが店に売ってて、それを飲むと症状を抑えられるんだけどな 』
「 この街でそんなん見た事ないし聞いたこともないなぁ 」
「 まぁ、また発情期?っての来たら頼むわー 」
『 考えとく 』
「 笑 」
[ 考えとくってなんやねん 笑 ]
「 俺もう寝るわー 」
『 ん、ちゃんと身体休めろよ 』
「 ありがとう!」
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
続きあります。お楽しみに>⩊<
前回続編出すといった作品ネタを考えるのに時間が余りにもかかってる為まだ完成まで時間がかかりますが気長に待っていてくれると有難いですт т
コメント
2件
すき