この作品はいかがでしたか?
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まったく、昼休みはひどい目にあった。最悪だ。
「しょ〜にだっ!」
「わぁッ!…なに、りうちゃん。」
「いや、呼んだだけ」
なやねん。びっくりしたわ。
「次はね、英語だよ!」
うげ、まじか…さっきあんなことやったばっかやし…。気まず。(知らない人は第2話をみてね!)
ガララッ
「はーい、授業はじめまーす。席についてー!」
きよった…。
キャアアッ!!!
「いふ先生!今日もかっこいいですね!」
「いふ先生!私今日クッキー作ってきたんです!食べてください!」
「ちょっと!なに抜け駆けしてんのよ!」
うわ…、大変そう。
「…あ!初兎!」
⁉…まって、こっち来るんですけど⁉は?やめてもらえます?
「あー、まって、かわよ。なんなん?あー、初兎不足。」
ギュッ
⁉…は?
「あー、落ち着くわ〜。」
「ちょっと、いふくん!流石にそれはヤバイって!ねぇ!」
「あ゛?うるせぇあほとけ!」
「ちょ、まろ!ここ生徒いる!…ってか、しょにだはりうらのなんですけど?」
ギュッ
「そ、それなら、僕のだし!」
ギュッ
地獄絵図…。
「ちょい、まて。やめてや。」
「ん〜?やだ。」
スリスリ
「ちょ、いや、あのっ…まて、まろ!」
「なに、初兎?」
「いやなにじゃないわ!ここ教室!わかる⁉」
「えー、でもいいじゃん。仲良しなんだし。」
「いやね?そもそもね?俺とまろは先生と生徒であって。しかも仲いいってさっき会ったばっかじゃん。」
「ん〜、でもぉ。」
あぁ〜、もうっ!
「そんなに嫌なら、これからおかずあげないよ⁉」
「⁉まって、それはやだ!ねぇ、辞めるからまた頂戴⁉」
「やめるんならええけど。」
「わかった。」
…もう。やっと授業始まるわ。
「ってか、りうちゃんもいむくんも離れて?」
「離れたらあーんしてくれる?」
「〜、わかった、するから!」
「しょうがないか。」
なんでそんな渋々やめますみたいな感じなの?俺が悪いみたいじゃん。
「はぁ。」
「ちょっと来てくれる?」
「ん?なんや?」
「あんた、なんなの?なんでいふ先生と仲良いわけ⁉しかもりうらくんとほとけくんまで…。」
「ハグもされてたし!」
「あんたうざいんだけど⁉」
ドンッ
「いてっ!」
うわっ…、最悪や。漫画に出てくるみたいなやつやな…。
「あッ…、」
血ぃでてきやがった…。
「そんなに好かれたいんだったら自分からアタックすればいいやん。」
「は?」
「そんなに自分を知ってもらおうって思ってるなら、行動に移せや!こうやって誰かを下に見て優越感に浸ってるのもええけど!それがお前の趣味なら。けど、そんなに好きなら自分を変えないとー」
パンッ
「…ッ、いった…ぁ。」
「何私に説教たれてんのよ!意味分かんないわ!」
ガサガサッ
「誰ッ⁉」
コメント
1件
続きが楽しみです❗