橙桃です。本人様とは関係ありません。
地雷だよって方、通報される方は見ないようにしてください。
何でも許せる人向けです。
年齢操作あり→高校2年生
クラスの女子を「ク女」と表記しています。
※紫くん出て来ています。
橙side
文化祭当日
皆さんどうも橙やで。
早速やけど、助けてください。
桃「…ッ/////」
俺の目の前に天使がいます。
遡ること数時間前
紫「飾り付けよーし!メニューよーし!!」
赤「んじゃあ着替えようか〜」
ク女「桃くーん!!」
桃「何…?」
ク女「あのねっ!私たち、桃くんに着てほしくてこれ用意したの!!」
桃「?!?!/////ッ誰がこんなの着るかよ!!」
女子たちが取り出したのはフリフリのレースが付いた桃色の着物。しかも丈が短く、スカート状になっている。
いや待て。桃ちゃんがそんなん着たら俺の俺が反応しちゃう。死ぬて。殺さんといて。
ク女「え〜着てよ〜!!絶対似合うから!」
桃「馬鹿じゃねぇの!!////」
ク女「長めの靴下もあるよ〜、あと下駄も!!」
桃「何で着てほしいの…」
ク女「あざと桃くんが着たら文化祭賞取れるでしょ?桃くんは学校1のあざとかわいいで有名なんだから!!」
文化祭賞は文化祭で1番お客を集めたクラスに称されるもの。売上金をクラスの自由に使って良いことになるのだ。
桃「だからって………」
ク女「クラス全員の為だと思って!お願い!!!」
桃「…………、売上金の半分俺のイチゴミルク代にしろ。」
ク女「勿論です!!!!!!」
まじか、数時間後の俺グッバイ。
そして今に至る
桃「…………ッ帰りたい/////」
青「似合いすぎでしょwww」
桃「笑うなっ////」
素晴らしいことに桃ちゃんは小柄だし肌も白いこともあって、他の女子とは比べ物にならないほど似合っていた。
勃つな。我慢しろ。
黄「でも全然違和感ないですよ。」
赤「うんうん!寧ろ1番可愛いまである!」
いやそうやろうな。この世で1番可愛いと思う。いや絶対そう。断言します。
紫「いいねいいね!看板娘!!!」
ク女「か〜わ〜い〜い〜♡」
桃「うるせぇ!!!!」
先生「お〜いそろそろお客さん来るからな〜準備しろよ〜」
全員「はーい!!!!」
桃「ほんとに最悪…」
橙「コソッ可愛い…似合っとるよ」
桃「ッ//////…あ、ありがとッ…」
少しだけ…本音を伝えてみた。
変に思われなければええけど…。
桃side
マジで恥ずかしいけれど空気を乱したくも無いから着てしまった…。
悔しいけど橙に可愛いって言われたから良しとしよう。
俺…少し期待しても良いのかなぁ…
ク女「いらっしゃいませ~!」
早速お客さんが入ってきた。文化祭賞なんて普通に取れそうなのにな…
てかやっぱり恥ずかしい…俺は橙の後ろに隠れる。
橙「桃ちゃん?」
桃「ごめん…恥ずかしくてっ…////」
橙「看板娘なんやから前に出えへんと〜」
桃「お前っ…////じゃあ、橙が一緒に来てくれるなら行く。」
橙「分かったwww行こっか」
橙に手を握られる。あ、あったかい。
橙「いらっしゃいませ~」
桃「い、いらっしゃい////」
女子「キャ〜!!♡」
遠井「あの2人あれで付き合ってないっておかしくない?」
ゆり「それな〜」
もも「いいなぁ私も尾宅くんと手、繋ぎたいなぁ」
赤「あ、やっぱり皆もそう思うよね!」
黄「あれが両片想いっていうやつですよね。」
青「青春してんな〜」
紫「このクラスの王子と姫だよね〜」
ク女「橙くーん!」
橙「はーい!桃ちゃん、ちょっと行ってくるな」
桃「うん」
まぁ慣れてきたし…1人でもなんとかなりそうだな。
モ男1「あ、そこの君〜」
桃「俺ですか…?」
モ男2「そうそう、連絡先教えてよ〜」
え、これってナンパ?だよな…
桃「すみません。個人情報は教えられません。」
モ男1「え〜いいじゃん!」
桃「無理です。」
モ男2「へ〜そんなこと言っちゃうんだ。」
腕を掴まれる。痛い。
桃「やっ…やめて!」
助けてっ!!………橙…ッ!!
橙「お客様、店員が怪我をする恐れがあるのでそのような行動はお辞めください。」
桃「橙…」
モ男1「チッ……行こうぜ」
モ男2「お、おう…」
男たちは店を出ていった。まだ掴まれてたとこが痛い。
桃「…橙ぃ……、?」
橙「糞が。桃ちゃんの手汚しやがって。生きてるだけ無駄だよな。」
なんか小声で言ってるけど…大丈夫か?
桃「おい、橙ってば」
橙「!ごめんごめん!!桃ちゃん腕痛ない?」
桃「うん、大丈夫。ありがとう」
橙side
ク女「おつかれー桃くんたち休憩はいっていいよ」
桃「おー」
紫「じゃあ皆で回ろっか!!」
赤「おっけー!!!」
休憩を貰い、6人で他のクラスを回る。
展示品をみたり、コスプレ大会も見に行ったり。まぁ自分は桃ちゃんが可愛すぎてそれどころではなかったけれど。
青の好きなチョコバナナを食べながら外の屋台も見て回った。
とても楽しくてあっという間だった。
勿論、宣伝も忘れていない。
紫「2年1組和風カフェでーす!!」
赤「チラシどうぞ〜」
モ女1「えぇ!!桃くん?!可愛すぎるっ!」
モ女2「流石学校1のあざとさ!!!」
桃「はぁ…また言ってる…」
橙「あははwww」
そう言えば桃ちゃん堂々と歩いてるな。
橙「桃ちゃん、恥ずかしくなくなった?」
桃「まだ少し恥ずかしいけど慣れた。」
いやそれでもまだ少しは恥ずかしいんかい!!かわええ!!天使!!!
あ、そう言えば
橙「コソッ桃ちゃん、2人で回る…?」
桃「!!…うんっ////」
橙「ごめん皆、俺と桃ちゃん1回抜けるなぁ」
青「はいはーい」
黄「それじゃあ、またあとで。」
なんだか随分すんなりと抜けられたなと思ったが…気のせいか。
桃「何処行く〜?」
橙「ん〜結構皆で回っちゃったしな…あ、」
俺たちが足を止めたそこは
毎年3年生が用意しているらしく怖さが尋常ではないらしい。
桃「え……入るの?」
橙「去年入らなかったからな〜誰かさんがビビっちゃったせいでニヤッ」
そう、桃ちゃんは強気に見えて結構なビビリなのだ。小学生のときに遊園地のお化け屋敷に入ったときも泣いて泣いて………
あの頃は普通に手も繋いでたし、「桃ちゃんのことは俺が守る!!」って言ってたなぁwまぁ今も守ってあげたいくらい好きな気持ちは変わらないけどな。
桃「なっ////いいよ!入ろうぜ!!」
橙「ふふっw怖くなったら手ぇ繋いであげるで?」
桃「余計なお世話!!!////」
そう言ってプイッと中に入っていく。
あざとい。何やねん。桃ちゃんの可愛さのほうが怖くなってくるわ。
桃「……………」
橙「桃ちゃ〜ん?大丈夫か?」
桃「だ、いじょ、ぶ」
橙「震えてるけどw…ッ!」
桃「ギャアアアー!!!#fck¥ijyrk@!!!!!」
橙「うわっ…びっくした…」
そんな会話をしていると目の前に巨大な化け物が出てきた。目が真っ黒で真っ赤な血が垂れている。凄く不気味だ。
てか桃ちゃんの叫び声の方が怖いわ。可愛いから許すけど。
橙「桃ちゃん?」
桃「ぅ、ポロポロッ…こわぁい……」
ぎゅっ、と俺の着物の裾を掴んでくる。
涙を流しながら上目遣いで俺に訴えかけてくる姿が本当にあざとくて。かわいくて。
あれ、俺このまま死ぬんかな…?と考えてしまう。
橙「大丈夫、怖いものがいたら俺が守ってあげるから。な?」
桃「ヒック………グスッ…、うん…」
橙「じゃ、立てる…?」
桃「うん…ッ痛…」
橙「あっ……」
桃ちゃんは靴擦れをしてしまったらしい。
慣れない下駄で歩き回ったからな。
桃「ッへーきっ…行こうぜ」
橙「いや、待って。」
桃「へっ?……?!?!/////」
橙「しっかり掴まっといてな」
俺は桃ちゃんをお姫様抱っこして出口まで向かう。
桃「ちょっと、だ、大丈夫だから!重いでしょ?/////」
橙「何言っとるん?軽すぎて怖いんやけど。それより目ぇ瞑っときな。怖いもの見えへんように。」
桃「へ////…うん……」
出口を出ると3年生の先輩方がキャーキャー言っていた。今思うと俺、好きな人のことお姫様抱っこしたって結構凄いことやな…。
橙「桃ちゃん…?出たで?」
俺が話しかけると桃ちゃんは俺のことをぎゅっと抱き締めた。
桃「ッ…あ、りがと……/////」
あ、ヤバい
橙「スゥゥゥ…好きぃ………」
桃「え?」
橙「あ」
言ってもうたぁぁぁぁぁ!!!!!
ばかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
俺のアホンダラぁぁぁぁ!!!!!
終わったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
橙「あ、えっと…その…」
桃「………もう1回言って」
橙「え?!?!」
桃「言え。」
橙「好きです………」
俺が伝えると桃はまた抱き締めてきた。
桃「…………俺も/////」
橙「え?!//////」
桃「幼稚園の頃から好きだったんだからな馬鹿野郎。」
橙「俺も幼稚園の頃からやで?」
桃「はぁ?!?!/////」
橙「ふふっwwwだぁいすき♡」
桃「ッ/////…俺もっ」
周りの3年生からは拍手喝采で、クラスに帰ったあとは皆から祝福された。
先生「と、言うことで
文化祭賞おめでとう!!!!!」
全員「やったー!!!!!!」
ゆり「まぁ殆ど桃くんと橙くんのお陰よね」
遠井「後半の売れ行きハンパなかったもんね」
赤「もうラブラブカップルが見たくて来る人が多かったもんね〜」
黄「ほんとに…寧ろ混雑して大変でした…」
桃「だって〜橙ぃ」
橙「桃ちゃんの可愛さのお陰やな〜♡」
青「何あれ」
尾宅「バカップルの会話だね」
桃side
後夜祭
外で花火が打ち上がり、屋台も賑わってきた頃。
2年1組では皆で(ほぼ俺と橙が)勝ち取った賞金でパーティーを開かれていた。
先生「それでは…カンパーイ!!」
全員「カンパーイ!!!」
赤「いや〜ほんとに凄いね」
ゆり「ね〜なかなか取れるものではないからね」
サタン「ふっ…やはり神は僕たちの味方をしていたのだな…」
遠井「まぁ確かにw」
紫「いや〜本当におめでとう!桃くん!」
桃「ありがとう」
橙と結ばれて、皆に祝福されて凄く嬉しい。まさか両想いだったとは…しかもお互いに幼稚園の頃からって…wあいつが幼馴染で良かったなぁ
黄「あれ、そういえば橙くんは?」
青「トイレじゃない?」
桃「俺見てくるよ」
廊下に出て少し歩いていると
橙「桃ちゃん!」
桃「ん?」
呼ばれて振り向くと、そこには
桃「えっ…?」
純白のタキシード姿の橙がいた。
橙「お手をどうぞ。」
桃「え、どういうこと?」
橙に手を引かれついて行くと中庭に出た。
中庭の真ん中にはテーブルがある。そしてそこに
桃「凄い……………」
大きなウエディングケーキがあった。
ただの白ではなくてオレンジとピンクのチョコレートがかけてある。
桃「どうしたの…これ」
橙「和風カフェをしたときに調理担当だった子達と作ったんよ。我ながら上出来やろ?」
にこっと笑う橙とは真逆で涙で視界がぼやける俺。
桃「うんっ…凄く綺麗…」
橙「桃ちゃんの方が綺麗やで」
そう言いながら橙は俺に何かを被せる。
桃「これ…」
橙「完全にウエディングドレスでも似合ってると思ったんやけど、流石に嫌かなって。でもこれなら少しはドレスっぽいやろ?」
橙と同じ、純白のタキシード。でも少しだけ作りが違くて裾のところがふわっと広がり、スカートっぽく見える。
橙「あのな…桃ちゃんに告白したときって本当に勢いで言ってもうたやん?全くかっこつけられなかったからもう1度しっかり言いたいなって思って。」
桃「うんッ…」
橙に手を取られ、指にリングが通される。
そして俺の目を見つめて橙が口を開く。
橙「誰よりも貴方のことを愛しています。こんな俺で良かったら、一生側にいてくれませんか?」
桃「っ…はいっ/////」
月をバックに重なった唇からは愛と幸せが溢れていた。
はい終わりです!!どうでしたか?
結構ネタに走ってたので最後の最後でエモい系加えてみましたぁ!!
あざとい桃ちゃんを書けて主は満足です。
因みに、明日出掛けてしまうのでコメントのお返しは遅くなってしまいます💦朝なら見れるかもだけど……。とりあえず把握よろです!!
アルトさん!後夜祭での結婚式という神アイデアありがとう!!(((勝手に名前出してごめん
これ書いてるとき、丁度橙くんの放送聞いてたんですけどマジで面白いですよねw
捨てるのが寂しくてゲーミングチェアを抱き締めちゃうとか可愛いかよ…
あ、うちもマグロは赤身しか食べれません!(((誰も聞いてない
そんなこんなで前回に引き続き結構長めのあとがきになってしまいましたぁ!!ここまで読んでくれた方ありがとうございます!!
いじょー!!!
ベリーベリーグッバイ☆
コメント
18件
ああ…好きです… 最高すぎて1人で叫んでましたwwフォロー&ブクマ失礼します!
やばい、『最高な作品をありがとうございます』って言いながら土下座してしまった、何回したことか(?)
え、めっちゃ遅くなった(´;ω;`) めっちゃめっちゃめっちゃ尊い!神! 全然名前出しても良いよ😃 宣伝ありがと!(は?