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#幼馴染
はちみつレモン
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ある日の昼間
直哉は面白そうなことを聞いた。
直哉(ふっ。禪院家に呪力が一ミリもない落ちこぼれが生まれた?そんなん早よ殺せばええんに。なんで生かしとるんやろな。)
(…まぁ、ストレス発散する分には、俺も関わってもええやろ。)
すると、家の奥から肌を叩くような音と、罵声を上げる声が聞こえた。
少し気になった直哉は、その音が聞こえる部屋の襖を少し開けて覗いて見た。
甚爾の母親「あんたなんか産まなきゃ良かった!」
甚爾(俺だってこんな目に遭うために生まれたわけじゃねぇし…)
直哉(なんや、虐待か。)
その様子を見た直哉は、何かを思いついた
直哉「ちょい待ち。」
甚爾の母親「っ…?!直哉様っ…」
直哉「このガキが何したかは知らんけど、怪我もめっちゃしとるからやめてやれや」
甚爾の母親「…御意。」
直哉「大丈夫かいな。」
甚爾「…誰。」
直哉「知らんの?炳の筆頭、直哉やで。」
甚爾「あっそ。」
直哉(なんやこいつ…。)
「名前、なんて言うん?」
甚爾「…甚爾。」
直哉「甚爾くん言うんやね?君、呪力がないんやろ?」
甚爾「うん。」
直哉「俺が甚爾くんのこと強ぉしたる。やから、俺の言うこと聞いて、俺と一緒に生活しようや。そしたら、誰にも虐められんで平和に過ごせるで。」
甚爾「…嘘つかなくていいよ。あと、俺もう強いから。」
直哉「あ?…強いんやったら、なんで反抗せんの」
甚爾「反抗したら、もっと酷くなる。だからもう諦めた。」
直哉「そうなんやね。でも、俺の言うことは従ってな。」
甚爾「なんで。」
直哉「君のこと救ったる。」
甚爾「…救うのと、虐められなくするのを一緒にしないで。」
直哉「っ…」
(なんやねんこのガキ…。)
コメント
1件
直哉の軽いノリと、幼い甚爾の「救うのと虐められなくするのを一緒にしないで」っていう台詞の重みがすごく響きました。子どもの頃からああいう諦めと覚悟を持ってたんですね…。直哉の思惑と甚爾の本心がこれからどう交錯していくのか、続きがすごく気になります。