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ここの名前は、
いや、そんな事どうでもいい。
俺たちはこの世界でマジシャンをやっている。
無から有を生みだしたり、コピーしたりする、自分のスキルを使ってマジックをする 。
それはもうマジックなのか(笑)
ここは、全てが荒廃した世界だ。
「私たちは、9ninesです!」
俺たちのショーが始まった。
俺の名前はヴァロ。
一度見たスキルを真似することができる。
これを使って…
「今から、私がここの中に入ると、私が消えます!」
「3、2、1!」
係の優香と美音が布を上にあげた。
「インビシブル!」
俺は小さな声で呟いた。
すると、俺の体はどんどん消えていく。
「なるほど、これはかなり使えるな。」
えー!?
観客から驚きの声、歓声が上がる。
どうやら、ショーは大成功のようだ。
俺がここにいる理由は、1年前の神風だ。
台風…よりも規模が大きいから昔の言い方にしたんだとか。
神風で、俺の全てが消え去った。
家族、友人、家、宝物、思い出、…
そんな俺は、いつの間にか、スキルを身に着けていた。
なんで、俺は生きられたんだろう。
スキルのせいなのかな。
スキルが無かったら、俺も、家族や友人の所に行けてたんだろうな。
でも、スキルを身に着けていたからこそ、家族や友人の分まで、生きてやる。
「ヴァロ、行くぞ。」
「OK、リーガス」
どうやら、リーガスから”裏の仕事”の話があるようだ。
俺たちの裏の仕事、それは、強盗団だ。
スキルを使い、コピーだらけの世界の真相を知る。
これは、全てのスキル使いの目標だろう。
俺達も、世界の真相を知りたい。
だから、世界の真相に近づくために、複製できないアイテムを集める。
それが、俺たちの、裏の仕事だ。