十五分後。
俺は警察署の零課で事情聴取を受けていた。
会議室の席には、花咲や薄井さんたち天神勢の帰還者がずらりと座っている。
一番前の席で柊木さんに事の顛末を話し終えると、彼女は背もたれに体重を預けた。椅子がギシリと音を立てた。
「ゲームアバター系帰還者のヒーラか……花咲少女の探知スキルSSでないと見つけられないのは厄介だな。花咲少女、今、敵の居場所はわかるか?」
難しい顔で唸る柊木さんに視線を投げられて、花咲は申し訳なさそうに首を横に振った。
「わかりません。少なくとも、いまの東京にいる帰還者はここにいる全員だけです」
「完全に別空間に引きこもっているか、花咲少女の探知スキルでも見つけられない程の隠蔽スキルがあるか……なんにせよ、海崎少女の安全と奪還を第一とする」
柊木さんの決定に、誰もが当然とばかりに頷いた。<*****************************
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