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夢『ただいま〜!』
夢『?』
ある日、学校帰りのいつものおかえりが
聞こえなかッた。
出かけているのかな?
と思い乍リビングへ向かう
夢『お母s…』
夢『ッ!?』
其処には、血だらけの母と姉が居た。
2人は短刃を持ッていて、
父に何回も刺していた。
夢『お母さん…?』
夢『お姉ちゃん…?』
母「あら、帰ッてきたのね。」
母「突然なンだけど、」
夢『うん…』
母「お母さんとお姉ちゃん、迷惑してるの。」
夢『迷惑?』
姉「そう。しかも、“貴方の所為で”」
夢『…私の、所為?』
自分でも分かッた。声が震えて居た事が。
姉「もう、私達に迷惑かけたくないッて思うなら」
姉「何でもしてくれるよね?」
夢『うん。お母さんとお姉ちゃんが良いなら』
母「じゃあ、夢。」
夢『何?』
母「私達の為に、死’んでもらえるかしら?」
夢『ぇ…?』
姉「嫌ッて言うなら強制だよ?」
夢『…』
あの時の母と姉の目が、
闇に染まッたようなハイライトの無い
黒い目だッた。
姉「あ!一寸!」
私は無意識に逃げていた。
あの家に居てはいけない。
そう思ッて何処かも分からない所へ逃げた。
夢『はぁッ…はぁ…』
只、走る事しか頭に無かッた。
夢『嘘…』
人気がない所にずッと逃げていた。
そしたら、壁があり行き止まり状態に成ッた
姉「もう、逃げるのは辞めて。」
母「只、死ぬだけなンだから。ね?」
夢『嫌だ…』
姉「何言ってんの?」
姉「一寸だけ痛み我慢すれば楽なんだから。」
母「そうよ。お姉ちゃんの言う通り。」
夢『何で…』
母、姉「?」
夢『何でッ…私の所為なの…?』
姉「は?気付いて無かッたの?」
姉「アンタが彼奴に気に入られてるからだよ」
夢『え…?』
母「貴方が産まれる前は、こんな事無かッた」
母「でも、貴方が産まれてから、あの人は変わッちゃッたのよッ!」
姉「ね?分かッたでしょ?アンタは要らない」
姉「邪魔な存在だッて事。」
信じたくなかッた。
夢だと思いたかッた。
受け入れたくなかッた。
卦度、信じて受け入れるしか無かッた。
姉「じゃあ、もう死’んでもらうね」
逃げも隠れもしなかッた。
否、出来なかッた。
姉と母が短刃を私に向けてきた瞬間
もう駄目だ。と思ッて目を瞑ッた。
夢『…?』
然し、痛みが来なかッた。
?「もう、目を開けて大丈夫だよ。」
誰かに声を掛けられ、恐る恐る目を開けたら
知らない白衣を着たおじさんと、黒スーツ姿の人達が居た。
夢『…誰、ですか?』
?「私の名前は、」
「“森鴎外”だよ。」
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過去編もう一寸だけ続きます。
次回 過去編3 お楽しみに。
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