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モンダイジ団 いじめ編

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モンダイジ団 いじめ編

10 - 第9話 サイド ユメ・レン

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2022年04月15日

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サイド ユメ


心の中を読み取るようになってからは、もう地獄のような日々が続きましたわ。

『お父様、あたくしだって頑張っていますの……』

『頑張ってその結果か?』

『……申し訳、ありませんわ……』

『出来損ないが。あいつにそっくりだな』

『……!お母様のことは悪く言わないでくださいませんこと……?』

父は、一言も喋っていませんでした。

あたくしが無意識のうちに相手の癖を、仕草を、読み取ってしまったのです。

自分では、相手が喋っているのか、それとも心の声なのかも、わからなくなるほど自然に。

無意識に心の声が聞こえるのですから、自分でもどうしようもございませんのよ。

それは、才能ではなく、異常。

『化け物……!』

血の繋がった妹にさえ、怯えた表情でそう言われましたわ。

あの時から、あたくしには大切な何かが欠けてしまったのです。


サイド レン


「あたくしは、幸せなあなた達が羨ましいですわ。幸せなことにさえ気づいていないあなた達が妬ましいですわ」

……ユメは、だから、壊すことを選んだのか?

オレは、ユメのことを何もわかっていなかった。

……けど!!

「だからって、いじめをするのは違うだろ?!ユメはオレらより責められる苦しみを知ってるじゃねぇか!!」

「あたくしだって、こんなことしてもどうしようもないことくらいわかってますわよ」

そう言ったユメの視線は、どこまでも冷ややかだった。

もう、失うものはないと、全てを諦めている目。

画像

「これは、あたくしなりのこの世界への復讐ですわ」


「嫌われるなら、とことん嫌われてやりますわ。……化け物と言われたこの才能を使って」


……それを終えたら、ユメは、何をするんだ?……自殺、するのか?

……そんなこと、させない!させたくもない!!

「オレらが、止める!絶対に!!」

「…………誰かに期待をするのは、もううんざりなのですの」

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