テラーノベル
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コメント
3件
きちゃぁぁぁぁ!!!!!! えともうすでに天才がみえてるよ(??? )今回のも神作な予感!!双子のオメガが一番テンション上がるまである
大好きなオメガバースきたッッーー!!✨✨新作も神じゃん😇💕お互いが第二の性?を隠してるのがこれから展開を面白くしていきそう😆😆どうなるかめっちゃ楽しみ🥰続き待ってるね〜‼️😘
オメガバやとッ!?!? え、待ってノベルめっちゃ上手ない???ほんまめちゃ言うんやけどさ!!始終喧嘩ばっかしてる双子が微笑ましく思った(??)オメガバまじ好きやからめっちゃ楽しみ!!✨🫶🫶💕続き待ってるねん♪
〜まず、オメガバースとは〜(引用
オメガバースにおける特徴的な設定として「 男性 / 女性 」の他に、「 アルファ / ベータ / オメガ 」という第2の性、3種類の性別がある。
オメガ性の人間は発情期になると性欲が向上して身体に力が入らなくなり、更にはフェロモンを発して社会的に有能なアルファ性の人間を誘引・興奮させてしまう体質を持っている。これが定期的にまたは不定期に一週間程続くため社会での扱いが悪い。
「番」や「抑制剤」と言った回避手段もあるが完全ではないとされる。
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夏の強い日差しが照りつける体育館に、侑の甲高い声が響き渡った。
「サム!もう一回スパイク打ち直せや!今の、全然ちゃうかったやろ!」
汗で貼りついた金髪が額に張り付き、ギラギラと光を反射している。侑は悔しそうに唇を尖らせ、治を睨みつけた。
「なんやねん、ツム。文句ばっか言うなや。お前が緩そうにしとったから、ちょっと飛んだだけやんけ」
銀髪の弟は、侑とは対照的に落ち着いた声でそう返した。その言葉に、侑の苛立ちはさらに募る。
「あ”あ?誰が緩めたんや!俺はなぁ、完璧なスパイクが欲しいんじゃ!なぁ、サム、お前なんで俺の気持ちわからへんの?俺は俺のトスで、もっと高く、もっと強く打って欲しいんや!」
侑の感情的な言葉に、治はため息をついた。
「わからへんわ。お前、いつもそうやん。感情的にギャーギャー喚いて。俺がどんな気持ちでスパイク打っとるか、ちょっとは考えろや」
治の冷めた声に、侑は言葉を失った。治の言う通り、自分はいつもそうだ。自分の感情をむき出しにして、治にぶつかっていく。治はそれをいつも冷静に受け流す。それが、侑にはいつも不満だった。
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侑と治は、烏野高校との練習試合から帰ってきたばかりだった。
結果は辛勝。
それでも、侑は納得がいかなかった。自分たちの強さが、まだ十分に発揮できていないと感じていた。
特に、治との連携。侑は、治のスパイクに自分が最高のトスをあげたいと願っていた。しかし、治は侑の完璧を求める気持ちを理解してくれないように感じていた。
「…サムのドケチ。ほんま、ケチやわ」
侑はぼそりと呟いた。治は怪訝そうな顔で侑を見た。
「は?何がケチやねん」
「全部や!お前、最高のスパイクを打つん、ケチってるやろ!スパイク優しくしとるんも、ケチってるやん!」
侑の言葉に、治は呆れたように笑った。
「何言うてんねん。アホか。優しく…?俺はいつも通りやんけ」
侑は怒りに任せて、治の胸ぐらを掴んだ。
「いつも通りが嫌なんや!このアホサム!!!」
侑の瞳は潤んでいた。その瞳には、切なさと、治への強い想いが宿っていた。治は、侑のその真剣な眼差しに、一瞬言葉を失った。
侑は、高校二年生のオメガだ。そして、治はアルファ。二人は双子の兄弟でありながら、第二の性が真逆だった。
オメガの侑は、自分のヒートの時期を隠し、毎日抑制剤を服用している。アルファである治は、フェロモンの発散を抑える薬を飲んでいる。二人とも、互いの第二の性をひた隠しにしていた。
侑は、治に自分のオメガである第二の性を知られたくなかった。
なぜなら、治はアルファであり、その本能が侑のオメガとしての自分に反応するかもしれないからだ。もし、治が自分のことを、ただのオメガとしてしか見なくなったら。侑はそれを恐れていた。
治もまた、侑に自分のアルファとしての本能をぶつけたくなかった。侑が、もし自分のことを、ただのアルファとしてしか見なくなったら。治もまた、それを恐れていた。
二人は、双子として、バレー馬鹿として、最高の兄弟でありたかった。しかし、アルファとオメガという、本能に支配される運命が、二人の間に見えない壁を作っていた。
練習後、二人で買い食いをすることになった。侑はいつものように駄々をこねる。
「なぁ、サム。俺、なんか腹減った。なんか奢ってや」
「はあ?なんで俺が奢らなあかんねん。お前、さっきまであんなにギャーギャーうるさかったくせに」
「ええやん!奢ってくれや!な、な、サム。お願い!今日だけやから!」
侑は治の腕を掴み、ブンブンと揺さぶった。治はそんな侑を鬱陶しそうに払いのける。
「うっとうしいねん。自分で買えや」
「ケチ!ほんまケチやわ、ケチサムや!ケチサム!! 」
侑はぷりぷりと怒りながら、一人でコンビニに入っていった。治はそんな侑の背中を見つめながら、ため息をついた。
(あいつ、なんであんなに感情的になるんやろな。アホみたいや)
治は、侑のことを子供っぽいと感じていた。しかし、同時に、その子供っぽさに惹かれている自分もいた。侑の感情豊かなところ、自分の気持ちを素直にぶつけてくるところ。治は、そんな侑のすべてが、可愛くて仕方なかった。
治は侑が買ってきたおにぎりを一口食べた。侑は治の食べかけのおにぎりをじっと見つめている。
「…一口だけな」
治はそう言って、おにぎりを侑に差し出した。侑は嬉しそうにそのおにぎりを一口食べた。その瞬間、侑の顔がぱっと明るくなった。
「うまっ!サム、これめっちゃうまいな!」
「俺が作ったんやから当たり前やん」
「ん、めっちゃうまい!もっと食べたい!」
侑はそう言って、治のおにぎりを半分も食べてしまった。治は呆れたように笑った。
「お前、どんだけ食い意地張ってんねん。アホか」
「お前にだけは言われたないわ!」
侑は口いっぱいに頬張りながら、治に言い返した。治はそんな侑を見て、ふと、幸せな気持ちになった。
(まぁ、ええか。こいつが幸せそうなら、それで)
治は、侑の幸せそうな顔を見るのが、何よりも好きだった。侑が喜んでくれるなら、どんなことでもしてあげたい。それが、治の願いだった。
しかし、二人の幸せな時間は、長くは続かなかった。
侑は、学校での健康診断で、医者からあることを告げられた。
「侑さん。最近、抑制剤の効き目が弱くなってきているようですね。フェロモンの分泌量が増加しています。ヒートが近づいているのかもしれません」
侑は、その言葉に顔が青ざめた。
「…そんな、嘘やろ」
「嘘じゃありません。侑さんは、オメガの中でも特にフェロモンの分泌量が多いタイプです。このままでは、ヒートが起きてしまった時、抑制剤だけでは抑えきれない可能性があります」
医者の言葉は、侑を絶望させた。
ヒートが起きてしまったら。
治に、自分のオメガとしての第二の性を知られてしまったら。
侑は、それを想像するだけで、全身の血の気が引くのを感じた。
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好きなオメガバースだから長く書けた🤭これからオメガバース感出してくからね!!
お話でおかしいとこあったらごめんね💦私が勝手に 都合よく変えてるかもだから😅