「なんで、か…」
凸さんは下を向く。
「……………ほん、とになんでなの凸さん…」
ななっし〜の声は震えてた。
「そうだよ!odmnでの思い出は!見せてくれた笑顔は!嘘だったの!?」
べるさんは涙目で怒りながら凸さんに訴えかける。
「べるさん…凸さんも多分辛かったんだよ…だって、凸さん今凄く辛そうだよ…」
俺は半ば泣きながら言う。
「………凸さん、どうして裏切ったんですか。」
ニグさんの言葉に、凸さんはしばらく黙った。
「………それは終わってから話すよ。」
「”終わってから”…?」
「俺は裏切り者だから、戦ってodmnとのけじめをつけなきゃいけない。」
「……………」
「さあ…始めようか。」
凸さんがそう言ってから、何分か経った。
「…あれ、皆来ないの?」
皆、凸さんと戦いたくない。
なら…
俺は凸さんに殴りかかる。
「っ!さもさん強くなったな!」
「………」
「けど…動きが単純だな。」
「カハッ」
お腹に拳を叩き込まれて俺は吹き飛ばされる。
………駄目だ、覚悟を決めたつもりでも、やっぱりいつもみたいに戦えない…
「…凸さん!」
べるさんがナイフで凸さんに斬りかかる。
「おっ…と」
凸さんがナイフ刃の部分を掴む。
手から血が出てるけど、凸さんは気にする様子がない。
………強い
やっぱり凸さんは強い
本当に、俺たちが勝てる相手なの…?
コメント
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やばいこのシリーズ投稿するの超絶久しぶり過ぎる…お待たせしました…!