海は陸に恋したんだ

第3話

「あの少年 」

𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡

目が覚めると、目の前にはいつも通りの景色が広がっていた。

mzは…いない？どこに行ったんだろうか

辺りを見渡すと、mzの姿らしき者が見えた。

mzは陸を真っ直ぐに見つめていた。

今日も陸は騒がしく、いつも通りだ。どこか変わったところもないが…

mzの目線は、ある1人の少年を見ていた。

赤黒い髪に、赤と水色のオッドアイ。顔には不思議な模様？が描かれている。

そんな1人の少年を、mzは真っ直ぐ見つめていた。その表情は、どこか悲しく、少し後悔しているような顔だった。

あの少年は、mzのなんなのだろうか。

昔のいじめっ子か？いや、それだとmzはあんな目線で見るわけないか。

一体あの少年は、何者なんだ、？

後に、あの少年が、mzの人生をハッピーエンドに変えるか、バットエンドに変えるかを決める者になるとは、まだ私は知らなかった。